Nakata Junichi

中田 潤一

株式会社Izul 代表取締役社長 https://izul.co.jp/

略歴

新卒で株式会社キーエンスに入社。サントリー株式会社、アリババ株式会社、株式会社リクルート住まいカンパニーを経て、株式会社Izulを含め4社の代表取締役を務める。スキルシェアサービス「タイムチケット」では就職・転職カテゴリーで46ヶ月連続1位獲得、年間アワードを3年連続受賞。

現在の仕事についた経緯

前職はまったく人材とは関係ない仕事でしたが、友人や知り合いのキャリア相談によく乗っていました。そのうちに友人がその友人を紹介してくれたり、また紹介…と相談に来てくれる方が増え、最終的には「3か月待ち」といった事態にまでなりました。
多くの方から「相談してよかった」という声をいただけるようになり、自分のやっていきたいことと、世の中に貢献していきたいことがマッチしたため、Izulを設立。これまでの人材会社にはない、求職者個人のキャリアと寄り添うことを目指し、ここまでやってきました。

仕事へのこだわり

「価値なき利益への興味はない」ということです。ビジネスとは、価値が提供できてなんぼのものですし、価値がない売り上げならいらないと考えています。
ですからIzulでは、ただ売り上げを上げるためだけに転職を斡旋したりは決してしません。そこには「転職者が得る満足感」「企業が得る満足感」が共に存在しないと考えるからです。転職者も企業も納得し、本当にその転職が必要であったら転職すればいいと思うのです。
私たちは転職をしていただくことでお金をいただいていますが、転職者にとってその転職が必要だと思わなければ「転職はしなくていいと思う」と伝えます。常に「価値のある利益」を目指し、活動を続けています。

若者へのメッセージ

「自分がやりたいことよりも、自分がどうありたいか」を考えてみてほしいです。「やりたいことが見つからない」という若い方に、私はたくさん出会ってきました。それはそのはずで、自分の経験を経ていない未来の「やりたいこと」なんて見つからなくて当たり前です。「やりたいこと」がもしあっても、実際にやってみたらちょっと違った…なんてこともあるはずです。
でも「どうありたいか」は、自分の過去の経験から考えることができます。「やりたいことがない」という前に「どんな自分でありたいのか」を考えれば、自ずと道は見えてくるはずですし、自分の幸福度を高められるきっかけになるはずです。