Namima Ryo

浪間 亮

株式会社EXTREMEVISION 代表取締役/ビジネスメンタリーコーチ https://ex-v.jp/

略歴

高校卒業後、エレキギター職人を目指し某大手楽器メーカーのスクールに通う。ところが不景気で就職できず1年間ニート。
その後、医療機器の商社に契約社員として入社し、その後は医療機器メーカーに入社し12年勤務する。
その傍ら副業で講師業を2年経験し、2016年にコンサルタント、コーチとして独立開業。これまで1000人以上の経営者をサポートしてきた。

2022年、マーケティングとコーチングを融合させて独自開発した「ビジネスメンタリー」を開始。中小企業の新規ビジネスのプロデュースやメンタルアップのお手伝いをしている。

現在の仕事についた経緯

27歳の時、結婚して家を建てた直後に交通事故に巻き込まれました。原因不明の後遺症で3年間寝たきり生活、さらに家庭内は崩壊して離婚。事故の痛みや孤独からパニック障害になりました。

苦しさから逃げ出すために自殺をしようとしました。でも、ふと自分が人生から逃げていたことに気づいたんです。そこから自分自身のメンタルや思考を分析し、復活することが出来ました。それを科学的に学びたいと思って、心理学と脳科学を学びました。

「人はどんな困難も乗り超えることができる!」という強い気持ちが現在のコーチング・コンサルティング事業に繋がっています。これまで1000人以上の経営者をサポートさせていただいています。

仕事へのこだわり

ビジネススクール講師として起業家に出会う中で、多くの人が「やり方」ばかりに目が行っていることに気がつきました。そのような中で、何らかの成果を上げて行く人は全体の半分。さらに短期間で一気に売上を上昇させる人はたったの数人程度でした。

この状況を見たとき、「本当に大切なことは『やり方』より、自分自身の『在り方』をつくることだ」と確信しました。そして、「目標達成よりもゴールに向かう『プロセス』が未来に大きく直結している。」そのことを拘りのひとつとしてサポートさせていただいています。

なぜなら、目標達成をしてもその喜びは一瞬でしかありません。その後は、次の目標へ向かうからです。この繰り返しの中で自分の成長を味わうことや仕事の喜びを感じることなく通過してしまいがちです。自分の心を満たすことなく次の目標達成へと向かう姿は、まるで空腹のまま富士山を登るようなもの。ヤル気も起きなければいいアイデアも生まれないし、周りとの調和もできない。結果的に生産性が下がるだけです。

僕がクライアントのビジネスメンタルを整えるために大事にしていることは、「ゴールに向かう過程でどれだけ喜びややりがいを味わえるか」。つまり、心の感度を高めていくことです。

実は、仕事をする上でモチベーションは一切不要なのです。それよりも常に良い心の状態をつくり、コントロールすること。経営者が自分の感情をコントロールできると社員も不思議とそれに近づいてきます。離職も軽減し社内の空気もガラッと変わります。

売上も人間関係も全て人の「在り方」が創り出します。マーケティングや集客テクニックといったやり方も大事です。そして、それを楽しくこなしていくための「在り方」や「メンタル」はもっと重要です。会社の成功はメンタルの80%がカギを握っていると考えています。

若者へのメッセージ

「好きなことをやりなさい!」と上司や先輩から言われたことがあると思います。なぜ、好きなことなのでしょうか?

それは長い人生において、辛く苦しい時が1度や2度は必ず訪れるからです。その時、嫌いだったり、苦しいことだったりしたら乗り越えることができません。そして、好きなことがあることによって、その苦しさを自分の力に変えることが出来ます。

好きなことをやって成功している人は、苦労をしたことがない人ではありません。好きなことをやっていたからこそ、苦労を乗り越え、成功を収めることができた人たちです。

もし、あなたが何かに挑戦したいのなら、リスクからではなく「可能性」という入口を探してください。まだ、好きなことが見つからない人は、見つける努力から始めてみるといいですよ。チャンスは誰にでもあります。