Nara Shuji

奈良秀二

株式会社エコスマート 代表取締役 https://es-g.jp/

略歴

1981年鹿児島県生まれ。
鹿児島実業高等を経て大学を卒業後、2004年に東証一部上場企業の株式会社光通信へ入社。入社1年後、フィナンシャル事業部(現:株式会社NFCホールディングス※2014年にJASDAQスタンダードに上場)に異動。
コールセンター長、事業部長、パートナー事業を経験。2010年3月退職。
2010年10月に株式会社エコスマートを設立し、代表取締役社長に就任、現在に至る。

現在の仕事についた経緯

ファーストキャリアの判断基準となったのは、「実力主義の環境かどうか」です。
昔から大切にしている「力無き正義は無力」という父親の教えが影響していると思います。実力がないと世の中を変えられない、力と正義感どちらも欠けてはいけないという思いがありました。だからこそ実力をつけたかったのです。

前職でさまざまな部署を経験したことで「どのように販売するのか」「なぜ会社はこの商品を推奨しているのか」など世の中の仕組みを学べたと同時に疑問も持つようになりました。
それは組織やマーケットに対してもっと問題解決が出来ると思ったからです。保険産業の問題解決に貢献して、社会的地位を上げていきたいと思うようになり、次第に「自分で仕組みを作りたい」という気持ちが芽生えていきました。

当時は2万名ほど従業員がいましたし、縦割り社会でまだ自分が決定権を得ることはできませんでした。「お客様や従業員にこんなことがしたい」と思っても叶えられません。
そこで光通信を退職し、自分で会社を立ち上げたのが現在のエコスマートです。

仕事へのこだわり

「目標を待つ事」
「行動を起こす事」
「プロ意識」

成長が早い人はとにかく行動が早いものです。
いくら知っても、いくら覚えても、動かなければ結果は変わりません。
最初の一歩をなかなか踏み出せない人は、始める前にあれこれ考えすぎることが多いようです。
やってみて初めてわかることもありますから、「悩んで動かず」よりも「動きながら気付き、考える」という選択肢が大切です。
特に年齢を重ねるごとに経験値が増えて色々考えてしまいます。
敢て火中の栗を拾うようなリスクを負うとき、進化は約束されたものではないですが、成功裏に終わってみて初めて進化を語ることが出来ます。
勿論、失敗は極力回避しなければなりませんが、先ずは変化を求めることに価値を感じます。
私自身も暗闇を歩いていると感じる時もありますが、山頂に登っている時は見えない景色も、頂点に立って初めて見えてくる景色が変わると思っています。

若者へのメッセージ

行動をするといつか失敗が出てきます。もちろん失敗しないに越したことはないですが、失敗して「次はこうしよう」「もう失敗しない」と考えることに価値があります。PDCAで言えば「Plan」より「Do」が大切です。

キャリアを振り返ってみても、実際にたくさんの失敗から多くを学んできました。
これまで苦い経験もたくさん積んできました。だからこそ、社会で生き残る力を得られたと感じています。こうした失敗がビジネスや人生における基礎となりました。

幼少期を考えても行動して得た経験の方が身についているのではないでしょうか。若い今だからこそ、たくさん行動をして失敗することが成長につながるのだと思います。

そして成長No.1を目指してほしい。なぜなら、経営のミッションは会社を成長させる事だからです。皆さんの目標を120%をやり続けることで、企業のイノベーションになるでしょう。また国際社会での競争を勝ち抜ける、日本経済の礎となると思っております。