豊橋創造大学経済学部卒業。
その後、アメリカへ1年間の語学留学をしたのち、株式会社ナツメに入社。製造職、営業職を経て、2019年に代表取締役に就任。
略歴
現在の仕事についた経緯
父親が起業した製造業の後継者を志して、24歳の時に入社しました。子供の頃から家業に親しんでいたため、他の選択肢をあまり考えたことがありませんでした。反面、工作などの器用さはあまりなく、工場でものづくりをすること自体が得意な人間ではないのだろうという自覚はあったので、技能者ではなく管理者としての人材像をイメージしました。
そこで、経営のためになるであろうと、大学の学部も経営学部を選び、当時はグローバル化路線が顕著だったため、英語が出来たほうが良いだろうと考え留学を志望しました。最終的に入社を決意した時に考えたのは、会社経営というやり甲斐のある仕事ができるチャンスが目の前にあるのはお得だということでした。
仕事へのこだわり
仕事に限ったことではないかもしれませんが、大前提として、これは何のためにやるのかというのを常に考えるようにしています。
求める成果は何なのか、最終的に何をどう変えたいのかということを意識して、そのためにやるべきことをリストアップし、優先順位をつけて行動するようにしています。
そして、仕事の進め方については、良くタスクを一つひとつ区切って、今行っているものを確実に終わらせてから次のタスクに移るようにするとミスや漏れが減るという話を聞きますが、実際は同時進行的に案件を動かさなければならないケースも少なくないので、私は必要であれば複数の仕事でも同時に着手するようにしています。
そうなると、当然複数の案件に対して意識を入れ替えつつ考えなければなりませんが、私はもともと集中力が続かない性質があるようなので、切り替える機会が多いほうが楽しく感じられてしっくり来ています。
何より、必要なタイミングで物事にタッチすることができるので、機会を逸する確率も下げられると思っています。また、とりあえずでも着手してみることで、その案件の全容がおぼろげながら見えてくるので、その後どのくらいの時間や労力が必要かを大まかに把握することができることも利点だと思います。
ただし、複数同時進行は進捗が解りづらくなる危険性が高いので、「何をいつまでにやるか?」「何をもって完了とするか?」といったチェック項目はしっかりと意識してやっています。そうしておくことで、期限後逆算した時に、今やっていることを、よりひっ迫した案件と入れ替えたり、必要であれば他の人に助けを求めたりといったことが柔軟にできると考えています。
若者へのメッセージ
「始めるのに遅いということはない」という言葉を聞き、私も常にそういう意識でありたいと考えていますが、同時に「始めるのに早いに越したことはない」というのも事実だと思います。
若いうちは、人生は可能性に満ちていて、時間はいくらでもあるように感じられますが、誰にでも、確実に、終わりは訪れます。つまり、年齢とともに少しずつですが可能性は狭まっていくのは事実であり、だからこそ「今からでも遅くない」と思う心が大切だと思うのです。
その点において考えれば、若い皆さんには可能性はまだまだ沢山残されていると言えます。ですので、まずは臆せずやってみる、新しい世界に飛び込んでみるということをお勧めします。
自分の可能性を自分で制限するのはもったいないと思います。