Okano Takeshi

岡野 健

フジホーム株式会社 代表取締役社長 http://www.fujihome.co.jp/

略歴

東京都立秋川高校(廃校)全寮制時代に縦社会を徹底的に叩き込まれ、先輩を敬う精神と時間の大切さを学ぶ。千葉工業大学工業経営学科卒業後、新卒でインテリアメーカー「トーソー株式会社」に入社。営業経験を経て商品開発本部に配属し主力のカーテンレール新製品開発に17年間携わる。その後、新規事業立上げ等を経て、グループ会社「フジホーム株式会社」に転籍し、現在に至る。

現在の仕事についた経緯

今から9年前、トーソー株式会社名古屋支店勤務の時、突然上司からグループ会社への出向を命じられました。インテリア業界から介護・福祉業界に突然かわったため、最初は戸惑い悩みましたが、「現在の超高齢化社会に於いて自分として何が出来るのか?」を見つける事で、やりがいを感じるようになりました。
日本は世界に比べて平均寿命がトップクラスですが、「健康寿命と約10年の差があるのは何故か?」「その差を縮める事が出来ないか?」と考えました。
弊社は「杖」を主とした自立歩行補助用品を開発・販売していますが、私の母の体験にて「杖は年寄りに見られるから使いたくない!」と言う高齢者が多い事が分り、これを何とか解決する事が我が社の使命だと思っております。

仕事へのこだわり

私にとって仕事とは「いかにワクワク楽しむことが出来るのか?」を常に考えることです。
トーソー新人時代は広島営業所(現在は支店)に営業で配属され、島根県や山口県を担当しており、どうすれば売上があがるのかを常に考えていました。また、今まで諸先輩が築き上げてきた事を踏まえ、自分のスタイルをどうやって作るのかということを常に念頭に置いて行動していました。

また、新しい事が大好きであり「考えるより行動が先」の精神で、営業時代は新規開拓を常に心がけていました。そのお陰で、その後の新製品開発に携わる業務に抜擢されたと思っております。
新しい事は前例もお手本も無いので、自分で方法を考えて「まずはやってみる!」事が大切だと思います。その事で失敗も沢山ありますが失敗から得る事も沢山あります。

「クレームはチャンスだ!」と言う事を良く聞きますが、営業時代は失敗やクレームを糧に、新しく取引していただいたお客様が沢山居られますし、既に30年近くの月日が経過しておりますが、現在もお付き合いさせていただいている方も沢山居られます。

一日の1/3は何らかの仕事に携わっておりますが、その仕事を楽しんでやるように考えないと、自分の人生の1/3を損している事と同じです。ですので、どんな仕事でも「どうやったらワクワク楽しく出来るのか?」を考えて取り組んで欲しいです。

若者へのメッセージ

若い人達には「自分で考える力」を身に付けて欲しいです。今は分からない事はネットで検索すれば答えが直ぐに出てきますが、その答えを導き出すための過程(プロセス)が大事だと思っています。
この「自分で考える力」を身に付ける事で、社会の中で困難な事や直ぐに答えが見つからない難しい事でも対応できるようになると思います。

また「ご縁」も大切にして欲しいです。
この世の中には携帯電話やテレビの電波と同じようにご縁の波長「縁波」が飛んでいて、この「縁波」をキャッチするとご縁が生まれます。但し、縁波を掴むためには五感を研ぎ澄ます事で第六感(シックスセンス)が働いてキャッチ出来るので、日頃から人間が持っている五感を大切にする事で運気も良くなります。
人生100歳時代をワクワク・ドキドキ・ハッピーに過ごして欲しいです。