Onishi Naho

大西 南帆

株式会社South Sail 代表取締役 http://south-sail.jp/

現在の仕事についた経緯

現在の仕事に至った経緯は、海外に興味を持ったことが最初のきっかけでした。
小学校6年生の時に初めて家族でバリ島へ旅行し、現地の方々と交流した思い出があります。中には貧困の子どもたちもたくさんいました。また、私の父は英語教師だったこともあり、現地にいた外国人家族と、ごく普通にコミュニケーションをとっていました。その時に初めて言語は国境を越えるんだと衝撃を受けたのを今でも覚えています。
その後、「英語を学びたい」「バリ島をはじめとする多くの恵まれない国や地域に貢献していきたい」という思いが芽生え、大学卒業後には旅行商社に勤務。多くの人々に旅を通じて新しい価値観や世界観に触れていただき、世界を平和にしていきたいという理想を描いて入社しました。
しかし理想とは裏腹に激務が続き、思い通りにいかない自分に悶々とした日々を過ぎていきます。「私はこのまま東京で生活していていいのだろうか?」という思いが頭をよぎった矢先、カンボジアでのボランティアのお話をいただいたのです。
そして同地で原点に立ち返った時に、“英語を使っていない自分の人生はありえない”と改めて気付かされました。人脈や資金もありませんでしたが、カンボジアから帰国後1週間で独立を決意。その時以来、私を支えてくださった周りの方々のおかげさまで、今日まで「英語は国境を越える」ことを事業として伝え続けられています。

仕事へのこだわり

使命(ミッション)と情熱(パッション)を持ち続けることです。その二つが揃っていなければ、仕事は続いていかないと私は思っています。
私自身は、自分の体験してきた世界観や価値観を人に教え伝えていくことに使命や情熱を持ち続けてきました。それを絶やさないためには現状に満足することなく、進化し続けていく努力が必要とされるでしょう。人は満足した瞬間に成長が止まってしまうものです。だからこそ常に試行錯誤を続け、そうした意識を日頃から持っていくことが大切なのだと私は考えています。

今後の目標

会社の規模を大きくしていきたいという考えは私にはほとんどありません。それよりも、私の英語にかける想いに共鳴してくださった一人でも多くの方々へ着実にリーチし、届けること。全ての生徒様それぞれの人生で起きた「英語に対するモチベーション」をしっかりと共有していきます。それが一人一人の夢を叶える礎になると信じているからです。

若者へのメッセージ

今の若い方々は自分が何をしたいのか、自分は何のために生きているのか、ということがわからない方が多いのではないでしょうか。それは日頃から心の中にある「WANT」を追求できていないからだと感じています。
明確な目的を定めることは時に難しい部分もあるかもしれませんが、せめて自分の心と対話することを忘れずに、「なんでもまずはやってみる」チャレンジ精神を持っていただきたいなと思います。やってみて「なんだか違うな」と思うのであればまたチャレンジし直せばいい。
また、自分の理想の姿を常にイメージすること。イメージすると体が自然とその方向へ向かえるものだから。
そして、努力は忘れず、この言葉を常に信じていてください。
“You can do anything you want!”
「あなたが望むことならなんだってできる!」