Ota Yohei

太田 洋平

株式会社GANZO 代表取締役 https://www.ganzo-select.com/

略歴

幼少期をタイのバンコクで過ごし、学生時代にハマったHIP-HOPの影響で音楽活動をスタートし、都内や横浜を中心にLIVE活動を行う。
大学卒業後、カナダのバンクーバーに語学留学へ。帰国後はオーディオ機器メーカーの営業職を経て、グループ会社である株式会社エムズにて企画営業職として従事。
営業MVPや管理職などを経験し、2021年に株式会社GANZOを創立。同代表取締役に就任。

現在の仕事についた経緯

学生時代からファッションが大好きで、当時から自分の古着を売ったり、海外で買ったアイテムをネット販売したりしており、いつか自分で起業したいという想いを持っておりました。
しかし、会社員としての安定した生活を失う恐怖などがあり、なかなか行動に移すことが出来ずにいる中で、コロナウイルスという世界的なパンデミックスが起こりました。
今までの生活スタイルがガラッと変わってしまった時に、「この先何が起こるか分からない世の中で、挑戦しないまま人生を終えたら後悔するのではないか」と考え、当時在籍していたグループ会社の会長に新しいビジネスをプレゼンテーションをし、承認を経てグループ会社として起業致しました。

仕事へのこだわり

ファッション関連企業として、お客様の会社の顔となるユニフォームの企画営業を行っており、常に意識していたのはオシャレさと清潔感でした。
オシャレを売りにしたユニフォームやカタログを売っているのに、その営業に来た人がダサかったら、「この制服はオシャレなんですよ」と言っても、まず説得力がないですよね。逆にオシャレな営業がコーディネート提案した制服だと、説得力が増すのでお客様にとても受け入れていただきやすくなります。

また、クールビズなどが一般的になり、ノータイやノージャケットの営業を見かけることも増えました。何社かで行うコンペの時にそういったカジュアルな装いでプレゼンテーションするライバル企業を横目にスーツをバシッと着こなすことで差別化を図るなど、常に服装には気を使っておりました。

若い営業は一目で分かるので、商談相手になめられないようにしていたという部分もありますが、「あの人、服装は立派だけど中身が伴ってないよね」と言われると悔しいので、良い物に見合うビジネスマンになれるよう日々努力は怠りませんでした。

よく良い物を身に着けるべきと言いますが、一流になる為には一流を知らなければならないと思います。良いスーツや革靴を履くと身が引き締まりますし、勿論カバンやネクタイなども大切に扱います。
間違っても飲み会でネクタイを頭に巻いたりなどしません(笑)。

そういった、物を大切にする気遣いは、営業マンとしてお客様に提出する資料でのこだわりや丁寧さにも繋がっていたのかもしれません。

若者へのメッセージ

私は大学卒業後、新卒入社せずに海外に留学し、その後、中途採用枠で第二新卒のような形で社会人デビューをしました。しかし2年程で転職するなど、所謂日本の企業が好む履歴書とはかけ離れた経歴をしております。
新卒入社した友達と比べてビジネススキルが劣っていたので、30歳までに追いつこうと20代はガムシャラに働きました。そして過去の海外生活や音楽活動などの様々な経験値をプラスして、34歳で会社を起業することが出来ました。

どんな業界でも一流と呼ばれる方は、色んな人生経験をしており、話に深みがあって非常に多くの引き出しを持っております。
現在はネットやSNSなどで様々な情報が得られますが、ネットや人から聞いた内容を話すのと自身が経験した内容を話すのでは天と地ぐらいの差があります。
例えるならば純金と金メッキのようなもので、メッキはいつか剥がれますが、自分が経験したものは永遠に輝き続けます。

人生はいくつになってもチャレンジが可能で、大人になってからでも遅くはありません。しかし、若い時にしか経験出来ないことは沢山あって、尚且つ若ければ失敗してもいくらでも挽回出来ますので、リスクを恐れず、是非若いうちに色んな経験をしてみて下さい!