東京学芸大学卒業。新卒で横浜雙葉学園に入社し、3年半横浜雙葉小学校にて教員として担任業務を行う。退職後、SNSマーケティング業務を行うベンチャー企業で、スタートアップメンバーとして立ち上げに関わる。2020年に世界三大ミスコンのファイナリストとして日本大会出場。2021年、書籍を出版。Amazonランキング「女性と仕事」部門で第一位獲得。2021年11月に株式会社アロゼ設立。2022年11月に一般社団法人RE:WOMAN理事に就任。
略歴
現在の仕事についた経緯
小さいころから教員になるのが夢で、夢を叶えるべく東京学芸大学に入学しました。その後、横浜雙葉小学校にて教員としてのキャリアが始まり、大好きな子どもと保護者に囲まれての生活に生きがいを感じ、天職だと心から思っていました。
しかし、教育現場は非常に課題点も多く、ある日子どもから「先生の夢って何ですか?」と聞かれた際に、私の夢は「子どもたちに大人の楽しさを伝えること」「誰もが自分らしく生き生きと自由に生きられる社会を作ること」だったことを思い出し、自分が理想と真逆の生き方をしていることに気が付きました。
自分自身が全力で目の前のことに挑戦しながら人生を楽しむこと、そしてそれを伝えることで生きた教材になるべく、私は大好きだった教育現場を離れることを決意しました。そして、自分にしかできない形で教育の課題を解決したい、という想いから、株式会社アロゼを設立しました。
仕事へのこだわり
私が仕事において特にこだわっていることは二つあります。
一つ目は、とにかく目の前のお客様と真剣に向き合うこと。そして、どこまで丁寧に寄り添い、どれだけの価値を提供できるか、ということを常に自問自答し続ける、ということです。
世の中には多くの企業、そして多くのサービスがあります。情報化、競争化が増していく現代社会において、「誰とどんな条件で仕事をするか」という点に関する選択肢は、非常に自由度が高くなっているように感じます。
その中で「弊社」を選んでくださっているお客様に対し、「弊社でなければいけない理由」を更新し続けていくことが、長く愛され続ける企業になるためには必要不可欠だと思います。まだまだ立ち上げたばかりの小さな会社ですが、その分小回りが利くといく強みを生かして、柔軟に、迅速に、きめ細やかに、丁寧に、というところを大切にしています。
良い意味で常に想像を裏切り続け、お客様に喜んでいただくことを心がけています。
二つ目は、お客様の視点と、客観的に俯瞰する視点を常に持ち、お客様の抱えているお悩みは最小限に、まだ引き出し切れていない、眠ってしまっている素晴らしい魅力は最大限に開花させられるよう、ピンポイントで必要な部分にのみアプローチさせていただく、ということです。
私は教員時代の経験から、人やモノ、企業、サービスなど、あらゆるものを多面的にとらえ、良いところ、強みであるところを最大限引き伸ばし、魅力的に伝え、弱点である部分でさえも愛される要素として転換していくことを非常に得意としています。
その強みを生かしながら、お客様自身もまだ言語化できていないような深層部にあるお悩みや魅力をこちらで探り、見つけ、最良化していくことで、新たな選択肢を広げられるよう、お客様以上にお客様の目線に立てるよう、そして客観的にどこまでも俯瞰して様々な視点から分析できるよう常に意識しています。
若者へのメッセージ
伝えたいメッセージは二つあります。
一つ目は、自分の才能や個性を大事にしてほしい、ということです。
現代の日本人、特に若者は、自己肯定感が低いことがよく問題視されています。自分に自信が持てない、自分が嫌い、といった声をよく耳にしますが、私はすべての人が、もうすでに、素晴らしい才能や個性を持っていると思います。
たとえどんなに自分に自信がなかろうと、自分のことが嫌いだろうと、です。誰かと比べたり、無理に自分を変えようとしたりする必要はなく、自分のことを認め、受け止め、そのうえでどこに身を置き、どんなことをしたいのかを意思決定することで、自分の能力を最大化できるようになると思います。
二つ目は、人生において絶対的な正解や失敗はない、ということです。
私自身、今日に至るまで、たくさんの失敗を重ねてきました。遠回りしたこともたくさんあります。しかしそういった失敗や遠回りは、決して無駄ではありません。むしろ、失敗できる環境に感謝しています。
行動しなければ失敗することはないでしょう。しかし、リスクをとって挑戦しない限り、失敗もありませんが成功もありません。それは長い目で見た時に、果たして成功なのでしょうか。熟考することは勿論大切ですが、考えているふりをして思考が停止している時間こそ無駄です。
行動する中で、選択の精度を高めていく。そのための失敗は長期的に考えた時には単なる失敗ではなく、大切な経験です。失敗を恐れ、絶対的な正解を探して足踏みするのではなく、どんな行動もただの失敗に終わらせず、正解に近づけていく、という情熱と覚悟を持つことで、人生はより主体的で楽しいものになっていくはずです。