1988年、東京都生まれ。
明治学院東村山高校を卒業後、米国Warburg College(経営学専攻)、Northeastern
University(経済学専攻経営学副専攻転校、無期休学中)からバンタンデザイン研究所プロダクトデザイン科卒業後、FROM NIPPONを立上げる。
釜石市起業型地域おこし協力隊として活動後、現在に至る。
略歴
現在の仕事についた経緯
経営、経済という学問を学ぶ中で大きな概念を中小企業へ、そのまま当てはめることへの限界を感じていました。
『限られた資源の中で、正確に投資を行い、本質的に存在する「価値」を正しく、わかりやすく、魅力的に伝えることができる手法がないだろうか?』そう思いながら日々を悩んでいた過程で、デザインという手法にたどり着き、専門学校で学んでから「経営/経済xデザイン」のハイブリッドさせたオリジナルのサービスを開発し、現在も進めております。
仕事へのこだわり
人には職業的背景や出自や性別など様々な差異が存在しており、前提として同じ言葉を話していてもそれが相手に必ずしも伝わっているわけではないと思っています。
社会が高度に情報化し、消費されるスピードも加速する中で、限られた時間と関係性の中で「わかりやすく、魅力的に、正確に伝えられるか」を意識したデザインを心がけています。それは相違のある言語を翻訳する感覚に近く、前提として違う価値観を持つ人々の認識をどう無理なく繋げていくかという点に意識を置いています。
またモノのデザイン領域においては、そのモノを作る過程において消費される資源や製作の難易度、社会へ販売していくためのマーケティングなど、モノを開発する中で関連する多様な業務を一貫してクライアントと共に模索する業務も行っています。
自然界に存在していた命をいただいて素材化し、それらを加工することで商品となる。商品として世に出す以上、それらがきちんと人のため、世のために活用され、プロダクトライフサイクルを全うできるよう、企画をきちんと考えることが我々の職責と考え日々挑戦をおこなっています。
若者へのメッセージ
「存分に迷うこと」これが一番大切だと思います。
世間一般的には、迷っている状態や前後不覚に陥っている状態を好意的に受け止める方は少ないかもしれません。ただ、私個人としてより多くの情報を消化し、それらを選択肢としてまとめられる体力や思考力を維持できるのは若い内だけだと思っています。迷えるだけの知識と経験を得ている過程であり、様々な経験を通して、それらがより洗練され一人の人間としての価値観になっていくと思うからです。
もし迷っていて不安に思う部分があるのならば、今はどちらが前でどちらが後ろかを決めている時だから大丈夫と思って、自分がしたいとかこうありたいとかなりたい未来を作っていると思い前進していってほしいです。