Sakatani Yasuyuki

阪谷 泰之

株式会社WOOC 代表取締役社長 https://www.wooc.co.jp/

略歴

東洋大学経営学部卒業。新卒で株式会社マルコー(不動産)に入社。賃貸業務を中心に6年間勤務したが、会社のM&Aをきっかけに退社を決意。2008年に今の前身である株式会社リビング・エージェントを設立。2017年に株式会社WOOCに社名変更。「空室にバリューとデザインを!」という企業理念を掲げ、賃貸住宅約1,700戸、シェアオフィスブランド「BIZcircle」「BIZcomfort」を全国100拠点以上展開し、運営する。

現在の仕事についた経緯

私が起業したのはちょうどリーマンショックの頃です。不動産業界はどこも厳しく、起業したての当社は、空室で困っている所有者や不動産会社から多くの相談を受けました。
そういった困りごとを、アイデアや実行力で解決していくプロセスと成果に、将来性と仕事の醍醐味を感じて今に至ります。
先々は、社会問題である空き家や空室を、当社のノウハウと実行力で少しでも解決していくことを目指していければと考えております。

仕事へのこだわり

◎実物商品/ビジネスを楽しむこと。世の中に商品を提供し続けること。
実物商品の良さは、商品を五感で感じることができることと、五感を駆使した商品を提供できることにあります。
昨今、ITが普及して効率化や利便性が評価されがちですが、その対極にある実物商品や、その不動産にしかできない苦労や楽しさ、顧客の感動などを大切にしていきたいと考えております。最終的には顧客が感動する商品の提供を続けることが最高ですが、まだまだこれからで、発展途上です。

◎自分の頭で考えること。腑に落ちるまで考え抜くこと。
世の中にはいろいろな情報があふれ、たくさんの方から助言やアドバイスを頂き、自分自身も常識という固定概念に縛られています。そのなかで大切にしていることは、様々な角度から情報を分析し考えること。自分なりの考え方にまで昇華させること。そして固定概念を取り払うことです。とはいえ、なかなかできませんが…。
ビジネスに正解はありません。成功するにしろ、失敗するにしろ、自分が納得しそれを糧にすることが一番重要だと考えます。

若者へのメッセージ

ビジネスは「正解がない」世界です。betterを積み重ねながら、そして日々形を変えながら、自分の仮説を証明していく作業に似ています。
今の時代、インターネットを検索すれば、すぐに正解に辿り着けると思います。情報量も昔とは比べることができないくらい多く、自分で考えなくても正しいプロセスを教えてくれるとも思います。
私もインターネットから多くの情報を収集しますが、それでも最後は自分で考え、情報を疑うこともします。ゴールやプロセスも、稚拙ではあるものの自分で考えて決定します。結果として、それが自分の人生や生き方になっています。
皆さんも情報に振りまわされることなく、ぜひ自分で考え、日々努力を行い、自分で決定する。そんな人生を歩んでください。結果、それが一番楽しい生き方だと思います。