Sanno Hatsuka

参納 初夏

NPO法人 日本ホームチャイルドケア協会 代表理事 https://www.j-hca.or.jp/

略歴

奈良教育大学教育学部卒業。院内託児所、認可保育所など勤務後、フリーランスベビーシッターへ。2011年株式会社ファーストウォークを設立。2017年ヒューマンアカデミー株式会社の「ベビーシッター講座」を監修。2020年にNPO法人日本ホームチャイルドケア協会を設立。

現在の仕事についた経緯

大学時代、障害児教育を学び、子どもたちの発達に興味を持ち、保育の世界へ入りました。
院内託児所勤務時代に、育児うつに似た体験をし、誰もが社会との接点が少なくなり慣れない育児を一人ですることで、うつになってしまう可能性があると感じました。
その経験から子育て支援に興味を持ち、様々な保育形態で勤務後、マンツーマンで丁寧に子どもと関わるベビーシッターに魅力を感じて、ベビーシッター会社を設立しました。
課題も多い業界ですが、保護者からのニーズを肌で感じ、インフラ化(誰もが、いつでも、安心安全に、安く、長く使える社会)を目指すようになりました。
現在は、その一歩として、ベビーシッターを経済的理由で使いにくいひとり親家庭のサポートに力を入れています。

仕事へのこだわり

私にとって、仕事は人生そのものです。その仕事のこだわりは3つです。

1つ目は、最高の自分でいること。
私は、人と接する仕事をしてきました。世の中には、いろいろな価値観を持った方がいらっしゃいます。一言にいい悪いで片付けられることではありません。だから、コミュニケーションがとても大切だと感じています。
そのため、20代からずっと自分磨きを続けています。今よりもっと成長すれば、よりよい仕事ができると思っているからです。自己啓発本を読んだり、自己啓発セミナーを受講したり。また、興味を持って、いろいろなことにチャレンジしています。そうやって、毎日、昨日の自分よりも成長することを心がけています。

2つ目は、感動を与えるプロでいること。
仕事をするときに心がけていることは、全力を出して感動してもらえる仕事をすることです。「一般的にはこうだ」という枠を超えて冒険をすることもあります。感動してもらうには、リサーチが大切です。表面的なニーズだけでなく、潜在的な願望を見つけるようにしています。また、長期的視点も重要です。下準備を十分に行ったら、相手に意識を向けて実行するのです。その結果、よかった、役に立ったなど感動レベルで満足してもうことを目指しています。

3つ目は、どんなに忙しくても子どもと関わる仕事をすること。
最近子どもと関わる仕事から講師の仕事や仕組みを作る仕事が増えました。ですが、どんなに時間がなくなっても、子どもと関わる時間を作る、と決めています。これは、子どもたちから学ぶことが多いからです。

この他にも細かいこだわりがありますが、自分が幸せで周りも幸せであることを願っています。

若者へのメッセージ

自分が輝けるフィールドを見つけてもらいたいです。自分らしく、楽しく!そして、死ぬときにどう思って人生の幕をおろしたいかを考えて、選んでもらいたいです。
世の中には、ドリームキラーがたくさんいます。でも、その人たちは、攻撃しているのではなく、本当にやりたいの?そうお試しをしているのです。だから、周りの声に振り回されずに、あなたの想いを貫いてください。
ときには、立ち止まって休んでもいい、後戻りしたっていいんです。そして、ぜひ、同じ想いを持った仲間を見つけてください。前向きな素晴らしい仲間は、あなたを励まし勇気づけてくれます。
すぐに結果が出ないこともたくさんあるでしょう。ですが、やめなければ必ずたどり着けると思います。私も、大きな夢に向かって奮闘中です。うまくいくときもあれば、心が折れそうなとき、うまくいかず落ち込むときもありました。
でも、失敗はありません。私は、行動した結果は、「成功の喜び」と「学びの喜び」だと考えています。そう、喜びしかないのです。そう考えるようになって行動することが楽しくなりました。
ぜひ、みなさんもチャレンジし続けてください。その先には、喜びが待っています。私もチャレンジし続けます!