Sekido Aya

関戸 彩

株式会社Z1 代表取締役 https://www.z1-beauty.com/

略歴

神奈川県横浜市に生まれ、転勤族のため、これまで約20年間の間に10回ほどの引越しを経験。その引越し先の一つに中国(上海)があり、中国語を学ぶようになりHSK4級を取得。現在、立教大学現代心理学部に在学中。高校3年時に初めてのインターンに挑戦し、飛び込み営業を経験。大学一年から組織作りや経営を学ぶ為にベンチャー企業での長期インターンを開始。大学2年からは大手広告代理店、飲料メーカー、人材の会社にて長期インターンを開始し、現在も継続中。大学3年9月に株式会社Z1を起業。

現在の仕事についた経緯

サロンモデルを経験した際に、「技術向上のための」サロンモデルというところに需要と供給が成り立つことを発見し、そのプラットフォームを作ろうと考え、本事業を開始しました。
サロンモデルというのは無料で施術を受けることができ、それは「広告塔としてのモデル」と「技術向上や練習のためのモデル」が存在し、どちらもサロンにとって需要があります。
そして、同年代の友人と関わる中で、高校から大学生にかけて多くの女性が美容に関心を持つものの、学生は金銭的な余裕がないため美容にあまりお金をかけられず、安く気軽に挑戦できる美容に需要があると気付きました。
このように、新人スタッフを抱えるサロンと若い女性で互いに需要と供給が成り立つことから本事業を考案し、気軽かつ継続的に利用しやすいアプリケーションという形でサービスを提供することにしました。

仕事へのこだわり

私自身の仕事への向き合い方として「自分なりのやり方で最高の結果を出せ」ということをひとつのテーマにしています。これは、今後、採用などで規模を拡大していったとしても会社の方針として大切にしたいと考えています。
例えば、特に意味のない規則や伝統的による形式だけの業務などは全てなくしたり、即行動・即挑戦できるような環境を整えたりして、変化を愛する企業でありたいです。
学生時代においては授業への態度や宿題の提出など、過程で成績評価される場面も少なくないですが、ビジネスの場面で(経営者として)は常に結果がモノを言うことばかりで、学生時代のように「みんなと同じようにやる」のでは競争には勝てないということを実感しています。
提示されたやり方でただ辛抱強く努力するのではなく、自分なりの楽しめるやり方を探して効率よく最大の結果を残すという、難しくも挑戦しごたえのあるモットーを掲げ、日々自分と向き合いながら戦略的に仕事に取り組んでいます。
また、要素としてはスピード感を大切にしています。自分は学生起業という選択をしたため、他の企業の方と関わる際も常に自分の経験値が低いという事実があります。それゆえに失礼にあたることを無意識にしてしまっているかもしれないし、質もまだまだ伸び代ばかりです。だからこそ、社会的目線で完璧ではなくても、自分が出せる最大の武器であるスピードを常に意識し、意思決定から実行まで全てにおいて速さを追求することを心がけています。

若者へのメッセージ

自分も学生という身分なので、下級生に向けたメッセージを(笑)。周りの同年代を見ていると、そもそもやりたいことがないという人が多いので、そんな方の参考になればと思います。
結論、やりたいことを見つけるには「身近な物事に対して疑問・批判の視点を持ち、実行(検証)までする」ということが大事だと考えます。大人になるにつれて世の中の物事を疑問に思わなくなり「そういうものだから」と完結させることが増えていきますが、自分の得意や苦手、好き嫌いを見つけるにはその疑問という感覚と実行という行動力が大事で、失敗してもいいからまずはやることで将来の道が拓けていくと思っています。
また、学生というのは大きな武器です。学生だからこそ何も背負うものもなく果敢に何でもチャレンジできるというメリットがあり、それはすごく大きく、何でもやるなら今のうちだと思います。
私も起業を今実行した理由の一つにその点があり、守らなければいけない家族もまだ持っていないし、転んでもまた立ち上がれるし、今後の人生で1番若い今この瞬間が、リスクが1番低くて修正が効く時期だと考えて起業しました。また、大人がやっても注目してくれないことや助けてくれないことも、今なら大人が惜しげなく沢山サポートしてくれます。
背負うものも恥もなく、自由に時間を使うことができ、サポートも手厚い学生という貴重な瞬間をぜひ存分に活かし、成功も失敗も自分の糧にして、充実した日々になることを祈っています。