Shimada Kazuaki

島田 和明

株式会社GETTA 代表取締役社長 兼 CEO https://getta-vl.jp/index.html

現在の仕事についた経緯

人生100年時代を迎えるにあたり人々の健康意識が高まる中、土台の『足』に着目しました。私自身も足が悪く日々の生活に苦しんだ時期がありました。近代化によって様々な機能をもつ靴が普及しているこの現代に、伝統的な一本歯下駄と出会い、『これだ!!この下駄とテクノロジーを融合させて未来の可能性が引き出せる履物を創ろう』と興奮し、初めて履いた時の感覚に大きな衝撃を受けました。そしてこれを持って世界で勝負しようと胸が熱くなった事は今でも忘れません。
自分がやる事業を通じて、もっと多くの人に喜んでもらいたい、楽しんでもらいたい、健康の改善を共有したいと思い、既に複数の事業をしていましたが、今あるビジネスを生かしながら新たにGETTAを設立しました。

仕事へのこだわり

幼少期から負けず嫌いで、常に一番じゃないと納得がいかない性格でした。就職先でもまずは3年で組織の中で一番になると決めて宣言し、ほぼ3年間は睡眠時間も最小限で仕事とスキルUPに時間とお金を費やしました。その結果、目標は達成され、様々なチャンスを国内外でいただき、スキルアップに繋がりました。
そんな若輩物の私にチャンスをくれた当時の社長には感謝しかありません。その後様々な会社を設立したのちに、今までとは全く事業領域の違うGETTAを創業しました。
スポーツ領域ど素人の私ですので、設立後が本当に難しかったです。自分が考えるビジョン、事業戦略はあるものの、そこには当然各領域のスペシャリストが居ないと成り立たず、多方面で依頼はするものの思考のズレ、環境の違いで、恥ずかしながら内政を整えるのにかなりの時間をかけてしまいました。こだわりといえば少し違うのかも知れませんが、『新たな領域』『相手の領域』を深く理解できていない状態で、今までの経験値で勝負すると必ず歪みが出ると考えております(過去に何度も失敗しました)。
自分が設定する時期までは相手の領域内に入り、『学び』『聴き』徹底的に思考を『分析』します。どんなに恥ずかしい思いや、知らなくて笑われようとも自分が掲げた『理念』『ビジョン』を達成するためには小さな事と思えるようになりました。
遅いかもしれませんが30代前半まではムキになって勝負していましたが、勝てない土俵で勝負を続けるより、確実に勝てる土俵まで我慢し創り上げる面白さも歳と思考を重ねる事にシフトしていきました。基本的には常に挑戦する遊び心も大事と思いますので『志し高く生涯挑戦』し自分が成すべきことを追求していきます。

若者へのメッセージ

自分のやりたいこと、なりたい自分の心に蓋をして今を生きるなんて人生もったいないし、迷ってる暇もない!あっという間に20代、30代と人生の大事な時間が過ぎていきます。
自分が思い描く理想の状態、自分が本気でやりたいこと、これを見つけるのは難しいかもしれませんが、できるだけ『早く』『真剣』に『広く』『深く』様々な業種、世界を見ることが大事かと思います。私も数え切れないくらい失敗をしてきました。今もし続けています(笑)。
でもどんなに苦しくても心は折れません。自分が思い描く志し、ビジョンは明確にありますし、必ず達成します。どんな困難も感謝で自己成長のためと思い、挑戦していく先にしか見えない景色があると思います。
とにかく情報を集める、そして生きた知恵、知識を持ってる人に聴きまくることが、新たな発見の近道にもなると思いますので、志を見失わずに今を、未来を見据えて共に成長していきましょう。