一橋大学法学部卒業。新卒で都市銀行に入行し、麴町支店勤務からはじまり、システム企画、カード会社業務出向、経営企画、事務援助などを経験。2017年に中小企業診断士試験合格後、資格取得。その後、都市銀行を退職し、中小企業を2社経験して独立。人事、組織改革、社内外マーケティング、BtoC、BoBマーケティング、新規事業支援などで活躍中。
略歴
現在の仕事についた経緯
もともと銀行に入ったのも、日本の企業を金融面から支え発展させたいという動機からでした。ただ、銀行に長く務める中で、銀行の論理で起業支援をしていることに疑問を感じるようになりました。
その中で、業務出向先の社長がCSおよびESを基軸として経営をなさっている事実を目の当たりにした経験から、自分もこのような会社を日本中に作ることに貢献したいと思うようになりました。
銀行に戻ってからも銀行自体の意識改革を主張し続けましたが、何を言っても一兵卒の意見が通るわけもなく、限界を感じ、中小企業診断士の資格を取り、銀行の論理でなく真に企業支援、特にCS、ESを基軸においた支援で企業を元気にしたいと思い、独立しました。
仕事へのこだわり
父親が地方公務員という家庭環境で育ったため、元々「公共性」(社会貢献)の強い性格に育ちました。父親の影響もあり、大学卒業後は国家公務員を目指しましたが、自分の努力不足により、国家1種試験に不合格となり、業種の中ではより公共性の高であろう企業として、銀行を選択しました。
しかしながら、新人研修で「なべぶた売り」(貧しい子供が温情にすがりながら何の役にも立たない鍋蓋を売る作品)のビデオを見せられ愕然としました。これは何なのか?不要なものでも、人の温情にすがり利益を上げることをモットーとしなさいとでもいうのか?と。非常に幻滅したことを覚えています。だとしたら、自分が銀行を変えていかなければならないと思い、その後も自分は社会貢献を第一に考え、ことあるごとに「銀行の公共性」とは何かと意見具申し続けていました。
そんな中、業務出向先の社長の姿を見て、こういう経営者を世の中に広めたいと思うようになり、銀行も社会の中で変わるべきと思い、訴え続けました。しかし、旧態依然として慣性の法則が働く巨大組織では、中々自分の思いは実現できないと実感しました。では、独立して微力ながら真に企業経営の手助けをしようと思うに至りました。
自分の思いは、日本を元気にするための社会貢献にあります。日本の経済を生き生きしたものにし、GDPを上げ、日本国民も豊かになり、元気になる。日本人として誇りを持てるようになり、世界にも貢献できるようになる。政治家のようですが、本気でそう思っております。この「社会の貢献する」という目標は、銀行に入る前からいささかも変わっておりません。現在も自分は微力ながら、自分が理想とするやり方で企業の発展に貢献したいと思って行動しております。
若者へのメッセージ
現在の若者はZ世代、アルファ世代などと言われて異質だと言われています。しかし、自分が若い時も新人類と呼ばれやはり異質だと言われました。目上の人間が、若輩者を見る目は、太古の昔から変わっていないと言われています。しかし、そう言われても日本は2000年以上脈々と歴史をつないできました。これは、次世代が異質だから続いてこれたのだと思います。これを進化と呼ぶのではないかと思います。自然界でも進化をしない生物は淘汰されます。この進化の過程にいらっしゃる若者たちは、非常に可能性のある存在です。これからの世の中を創っていく存在です。大いに野心をもって頑張ってください。
昨今、若者が安定を望む傾向にあり、ある程度の生活ができればそれでいいと思う傾向があると伺います。これには苦言を申し上げたい。折角の人生、小さく生きないでもらいたいです。自分の思うように生きれればいいのではなく、大きな夢をもって大いに働き、大いに稼ぎ、大いに社会貢献してください。自分の全力をもってお金を稼ぐことは何にも悪くありません。稼いだお金を大いに使えば、それが誰かのお金になります。金は天下の周りものという言葉があります。これを実践していただき大いに社会に貢献してください。