成蹊大学法学部法律学科卒業。大手システムインテグレーター、コンサルティングファームを経て、2014年11月にビジネスイノベーションハブを設立。ビジネスモデルデザイン、イノベーションプロセス、デジタルトランスフォメーションを中心とした人材育成やプロジェクト支援を手掛ける。
略歴
現在の仕事についた経緯
会社員時代から、テクノロジーを活用した新しいビジネスモデルという分野に関心を持っていました。ビジネスモデルを簡単に言うと、“ビジネスが上手く機能するストーリー”です。
2012年に「ビジネスモデルジェネレーション」という書籍に出会ってからさらにハマってしまい、海外の事例や文献を調べるようになりました。
自分が調べたことを整理して記録しようと思いつき、Facebookで毎日のように投稿したところ、メディアやコンサルタントをはじめとする様々な方面の方から、「面白い!役に立つ!」と多くのコメントをいただくようになりました。
これが、新しいビジネスモデルを作るお手伝いする会社を作ろうと思ったきっかけです。
仕事へのこだわり
こだわりというか、これは私の性格的な問題なのですが、何かを知りたいと思ったら、自分の腹に落ちるまで徹底的に調べ上げることです。一方で、熱しやすく冷めやすいという性格でもあるのですが、ビジネスモデルに関しては関心が尽きることがありません。
現在、教育機関や個別企業向けに、ワークショップ、ウェビナー、動画コンテンツをベースとしたDX(デジタルトランスフォーメーション)プログラムを提供しています。DXとは、デジタルテクノジーとデジタルビジネスモデルを活用して組織を変革し、業績の改善を図ることを意味しています。2022年になってから、多くのお問い合わせや依頼をいただくようになりました。
DXに関して、日本は欧米と比較してかなり遅れをとっているとよく言われています。私がこれまでお手伝いしてきた経験からすれば、デジタルテクノロジーに関するスキルや能力に関して、欧米と比べても日本は全く引けをとらないと思っています。
問題は、デジタルテクノロジーを活用したビジネスモデルを創造していくスキルや能力が圧倒的に不足していることです。私が支援する領域はここにあります。
若者へのメッセージ
少し大袈裟ですが、人類の歴史上、現在は最もエキサイティングな時代だと感じています。なぜならば、インターネット、ソーシャルメディア、スマートフォンをはじめ、様々なテクノロジーが次々と台頭するのを目の当たりにし、それらを無料または安価で日常的に利用することができるからです。
社内起業家であれ、スタートアップであれ、これらのテクノロジーを活用した新しいビジネスモデルを創造する若い世代が日本でも多く育っていってもらいたいと思っています。また、企業のトップの方には、これらのデジタルネイティブ世代が新しいアイデアを実験することを推奨する組織文化の土台を作っていってもらいたいですね。