2003 年に株式会社淡島ホテル、宿泊部ベルボーイとして入社し、ホテルマンとしてのキャリアをスタート。現在のスタッフと共に、ホスピタリティの神様、中野三夫総支配人に仕えホテルを学ぶ。
淡島ホテル関連会社の被害債権者らの代理人として活動する原和良弁護士の、淡島ホテルの再生を通して日本の観光産業の発展に寄与する思いに共感し、ホテル事業の継続・再生を決意する。
2021年11月、旧オーナーの撤退と同時に、ホテル事業の継続、再生を目指すために、同年11月、株式会社フェニックスを設立、代表取締役に就任。
略歴
現在の仕事についた経緯
静岡県沼津市、西伊豆の蒼い駿河湾に浮かぶ無人島「淡島」に建つ「淡島ホテル」は、創業以来多くの方々に愛されてきましたが、2021年秋、旧オーナーにより経営は破綻しホテルは休業、スタッフは自主退社となりました。
これらの経緯の中でホテルを存続させたい想いと努力により、裁判所の監督下において、ホテル事業の継続・再生を目指すことといたしました。その維持・管理を行う会社として株式会社フェニックスを設立いたしました。
複雑な状況下、ホテル再生の道は非常に険しいものではありますが、この特別なホテルを存続させることで、お客様をはじめ、ホテルに関わるすべての方の笑顔を取り戻したい、地域社会に恩返しがしたいという思いで現職に従事しております。
仕事へのこだわり
18年間、淡島ホテルで培った経験を活かし、ノウハウを最大限に表現することでホテルが有する気品を、想いを継承していけるように努めております。
若者へのメッセージ
経験談ですが、私は現在ホテル経営・運営をしておりますが、複雑な経緯があることもあり、会社設立から営業開始まで準備期間・運転資金の調達期間ともに0日でした。普通はこんなことが可能なのかと思うかもしれませんが、私の場合は可能でした。
決して順風満帆ではないですが、なんとか1年継続することができております。これも多くの方の想い・ご支援、スタッフの理解・努力があっての事です。
それぞれの職種、働き方が多様化している現代かと思いますが、長くホテル業界の現場に従事してまいりました経験をもとに、とにかく“どんなことも経験”であると考えております。
出会いを大切にし、共に働く（関わる）、働いていただいている人を思いやる気持ちを忘れないこと、謙虚であり、感謝を忘れぬように努めております。