Sugita Morihiro

杉田守弘

株式会社ITreasure 代表取締役/ビジネスプロデューサー https://i-treasure.net/

略歴

明治大学卒業後、金融機関での営業活動を経験した後、建設業に特化した派遣事業をメインとする企業のスタートアップに参加。運営サイドからの経営等に携わり、売上高5億円を大きく超える実績を達成。
2019年12月、新たにIT業界での派遣事業をメインとしたアイアールIT株式会社を設立。代表取締役に就任する。
2021年、コロナ過の厳しい現状の中、産学連携によるビジネスモデルのプランニングや自社アプリの開発にも着手。広大なITの世界で仲間と共に財宝を探しに行くという意味も込め、社名を「株式会社 ITreasure」に変更。エンジニアの働き方と幸せを第一に考えつつ、雇用の創出、事業の拡大に取り組んでいる。
趣味はひとり旅。各地でさまざまな人や物事と出会った刺激が、新事業を生み出すエネルギーに変換されると語る。

現在の仕事についた経緯

前職は建設業界で施工管理の派遣業務に携わっており、IT業界とは無縁ではありましたが、心のどこかで憧れを抱いてはおりました。
とは言え、私自身はITに疎く、今でもアナログ人間から脱することが出来ておりません。では、何故このIT業界に足を踏み入れたかと申しますと、前職の代表がIT部門を立ち上げたいと言われ、何の因果か、その責任者として私に白羽の矢が立ってしまったからなのです。
つまり、私から自発的にIT業界に足を踏み入れたのではなく、結果、足を踏み入れさせられたと言うのがはじまりなのです(笑)。
当初はIT企業へアポ取りをするだけでも怖気づいており、何を聞かれるのか大変怖かった思い出があります。ですが接してみると、多くの方からとても紳士的に受け入れて頂いた上に、私がIT未経験と言うと優しく多くのことをご教示頂けました。
私のIT出発点は、そうしたゼロからのスタートでありましたが、今では私が筆頭株主兼代表として、多くのエンジニアと共に大きな成長を遂げようと日々精進している次第です。

仕事へのこだわり

こだわりというのは無いのですが、私は長年、営業職というものに従事して参りました。
営業職というのは人間相手のものであり、一概に仕事場だけで完結できるものではありません。これはオン・オフを持たないということとは違います。
要は、営業職とは普段からの対人コミュニケーションの延長線上でしかなく、オンだからオフだからと、使い分けられるような仕事では無いということです。
対人コミュニケーションの本質は、相手に興味を持つのと同等に、相手に自分の事を知ってほしいと思うことです。そしてそれは誰しもが思い、行っていることであり、こだわりと言えるものではありません。
しいて言うならば、そうした自分自身の日常の考えや生き方が、仕事に大きく影響することを私は知っており、だからこそ社員にはライフワークバランスを大切にするよう、声掛けをし続けているといったところでしょうか。
必要以上に残業せず、家に帰って家族や恋人、友人と過ごす。もしくは自分時間を大切にする。大切なことを、当たり前に大切にするという、みなさんが自然とやっていることを私もやっているだけであり、だからこそ、それをこだわりというのは何だかおこがましい気がするのです。

若者へのメッセージ

若さには、無限の可能性が秘められていると思います。
それは、自分がなりたい、やりたいと明確な目標を見出せた時、そこに向かって費やせる時間が多々あるからです。時間を費やせるとは、イコール努力が出来ることと同義だと考えますし、その努力こそが、未来の自分への投資であり、肥しだと断言できます。
努力が報われるのは、2,3年後かもしれないし、10年後かもしれない。いやそれ以上の時間が経ってからかもしれません。ですが図らずも、自分が掲げた結果に至らなかったとしても、その努力は、必ずあなたの誇りとなると思います。
そしてその手に入れた誇りは、ちょっとやそっとでは揺らぐものではありません。何故なら、自分がやるだけのことをやったと言う強い自負があるからです。この先、大変なことがあっても、その誇りが自分の支えになり、きっと自分を奮い立たせるものになります。

私は新人時代、結果が全てと良く言われてきました。
確かに結果は大切だと思います。ですが成長の過程では、結果よりプロセスの方がより大切なのではないでしょうか。
結果には、白(成功)か黒(失敗)しかありません。つまり結果ばかり見ていると、黒の時点で、それまでのプロセスを全て否定することになってしまうということです。これだと、いつも結果が時の運でしかなくなります。
それを防ぐためにも、プロセスの振り返りこそが、成功への早道と考えます。そして、その早道には誇りが必須なのです。
若さを誇りにかえて、みなさん頑張って下さい。応援しています。