Suzuki Hirohiko

鈴木 博彦

鈴興株式会社 代表取締役 http://suzukoh-970.co.jp/

略歴

静岡県浜松市立の中学校を卒業後、15歳でプロサッカー選手を目指し、単身でブラジルへ渡米。ブラジルのサンパウロ州アチバイア市を拠点として、ミナスジェライス州等のプロのユースチームへ所属。労働ビザ、プロ契約を目指すさなか、17歳の時に網膜剥離を発症。帰国後、6度の手術に及ぶが右目を失明する。その後、手術と失明による重度のショック状態が併発。一過性の錯乱障害、自律神経失調症、統合失調症を患う。
それらの病気が完治した後、19歳の時、家業である鈴興株式会社へ入社。入社後、ISO9001内部品質監査員養成研修取得、普通自動車第一種免許証取得、フォークリフト運転技能講習修了証を取得し、様々な仕事に携わる。2016年、35歳の時に代表取締役に就任。

現在の仕事についた経緯

父親からの誘いです。自分の夢を尊重し、海外へ送りだしてくれた親に対し、結果、怪我や病気をして大変な迷惑と心配をかけてしまいました。
その両親に対しての申し訳のなさがあり、恩返しのために今の仕事に就く責任と覚悟を決めました。

仕事へのこだわり

私の場合、仕事場が家業で創業一家だった事もあり、いつかは自分がこの会社を背負わなければいけない、継いでいくんだと、常に考えて毎日行動をしていました。
当時の社長(父親)からは、「人の3倍は働かないと家業は継げないし、人に認められない」と言われ続けていましたので、無我夢中、猪突猛進で、日々、目の前の事に取り組んでおりました。

若者へのメッセージ

私が育ってきた時代とは異なり、現在は常に人が監視、管理される社会になっています。しかし、今の日本のあらゆるコミュニティ、SNS等のコンテンツを充実させ、より良い活用方法で、チャレンジする事により、大きなビジネスチャンスが訪れます。
今のコンプライアンス等、規制がかかった時代だからこそ、ひとりひとりが相手を尊重し、独立自尊の精神を持ち、相互信頼、仲間と共存していく精神で協力をする事が出来れば、社会人としても、また、日本としても前進を続けていくのではないでしょうか。