Suzuki Maya

鈴木 真矢

東京アロエ株式会社 代表取締役社長 https://tokyo-aloe.jp/

略歴

昭和49年、東京都出身。某大手レコード会社通販事業部にて販売企画兼バイヤーを経て、仲間とともに広告代理店を立ち上げる。ゲーム業界や通信ネットワーク業界のあらゆる広告ツールやイベントの企画・立案と多岐にわたりディレクターとして活躍。
1999年、父親の経営する自社栽培キダチアロエを使った化粧品・健康食品製造メーカー、東京アロエ株式会社に入社。広報物づくりや事務作業、営業開発などすべての部署の経験を経て、2009年には営業部長として従事。
2021年10月に代表取締役社長に就任し、同社は今年創業60周年を迎えた。

現在の仕事についた経緯

出産を機に2社目を退職。それまでの経験した通信販売の企画や、広告代理店業での様々な経験を活かせる職はないかと考えたときに、父の会社がまさにそうでした。
当時は扱う商品の通信販売に力を入れるとのことで、ダイレクトメールの構成企画、キャンペーンの内容などを検討してディレクションをしました。小売店の卸もしていたので、小売店から依頼のあった販促物のデザイン作成をしていました。店頭でその販促物と商品が店頭に並んでいる光景を見たときの感動を、今でも忘れられません。

「仕事は与えられたものだけ。』という考えは楽しくないです。
当時は常に自分にできることを探していたことを覚えています。確かに、2社目ではがむしゃらに自ら仕事を作ってきました。こんなことできないか?あんなことできないか?当時はインターネットの普及もなく、依頼された難しいお仕事でもお請けし、自分でこなせないお仕事はタウンページで探し、業者さんに依頼したりと、若いからこそできたのだと思います。

社会人になってからの経験が今の会社で活かせたことが何よりも嬉しく感じます。与えられた仕事はもちろん大事だけど、それだけじゃないと思うのです。
常に自らの足を動かし創造性のある仕事って楽しいんですよ。点がいくつも連なると線になり、線がいくつにもなると面になり、だんだんと立体的に形ができるようになります。それと同じように、業をなすことは容易ではないけれど、紆余曲折があっても、やり遂げた達成感は何よりも代えがたいです。

「美」へのこだわり

「美しくする」というのは自分自身の外見や内面ももちろんのこと、当社の最終目標としては地球全体を美しくすることです。「美」を通して実現する環境への配慮も大事にしています。気候変動が激しくなっている世の中では、ごみの問題や我々人類が作り出す制作物でどれだけ地球が汚染されているのかが問題になっていますが、将来、未来を背負っている子供たちのためにも美しい地球でありたいと思っています。

美しくなりたいからケアをするというのももちろんですが、美しくすることで気分やメンタルも美しくなっていきます。また、美しくなるために高額な費用がかかってしまうとなれば、美しくなりたいと思っていても、中々手が出せないと思います。なので私たちは納得のいくまで商品を作り上げるとともに、お客様に寄り添った価格を反映した商品づくりを心がけています。
そして、何より皆さんに自分自身を大事にして欲しいと願っています。日焼けのお手入れをはじめとし、自分を労り、自分を愛する、自分自身がHAPPYだと周りも幸せにすることができると思います。

当社の製品は男女問わずお使いいただけます。市場にはたくさんのスキンケア、コスメがあふれています。みなさんは「今回はこれ使ってみよう。」「次はあれ使ってみよう。」と色々楽しんでお使いになると思います。
でも、最終的に『やっぱりあの商品よかったよね。』と思い出していただけるような製品づくりをしていきたいと考えています。
そして長きにわたり愛される製品としてたくさんの方の手に届くことを願っております。

100年企業を目指す当社の想い

これまで、一つ一つの機会、一つ一つの出会いに恵まれてきたからこそ、今の私があり、そして、東京アロエがあります。ここで働く仲間とともに、半世紀以上にわたり愛されてきた製品を守り抜きながら、次世代へつないでいきたいと心から願っています。
私自身、4人の子どもがいます。子どもたちが健康な地球で生き続けられるように、メーカーとして大きな責務を抱えていると考え、ヴィーガン処方や環境に配慮した資材の採用を今後も強化していきたいと思っています。
どうしても相応の予算は必要ですが、努力と工夫で乗り越えられると信じています。60年の歴史を受け継ぎながら100年企業を
目指して。想いと責任を胸に、お客様の日常に寄り添い、愛される商品をつくり続けていきます。