Suzuki Moeko

鈴木 萌子

株式会社テイラーイノベーションズ 代表取締役 https://tailorinnovations.com/

略歴

高校時代ロンドンに住み、アメリカの大学を卒業。海外市場開拓コンサル会社で働いたのち、2015年に「株式会社テイラーイノベーションズ」を設立。海外進出支援事業と、IoT事業を行う。
その後、グローバル女性起業家のコミュニティである「一般社団法人Startup Lady協会」を2018年に設立。52カ国、1350名の会員を抱えるコミュニティに成長させた。
現在、株式会社でのライブ配信機器の発売、スタートアップエコシステム協会への参画など多方面で活躍中。

現在の仕事についた経緯

高校、大学時代と海外に出ていた時、世界から見て日本人の意識(マインドセット)が低いことに疑問を抱いてきました。
その後社会に出て、海外市場開拓コンサル会社で働いていた時、同僚と話していたら、将来のビジョンがなく働いていることに驚愕し、少し日本人の意識改革に貢献できるよう「株式会社テイラーイノベーションズ」を設立しました。
現在は、海外支援事業と、IoT製品のOEM・ODM事業を行っており、自社商品Blastreamsの企画・製造・販売も行っています。
株式会社設立後、海外のマインドセットを持った人たちと、女性の起業家が非常に少ない事に気づき、その人たちを支援するべく、共同設立者4人と「一般社団法人Startup Lady協会」を設立し、現在も女性×海外×起業の軸で活躍する人たちを支援しています。

仕事へのこだわり

社会人1年目の時は、海外から帰国したばかりで、周りの感覚に馴染めず、「もっと自分ができることがあるのに」と過信したところがあったと思います。しかし、きっちり言ったことは守る「有言実行」だけは絶対に崩さないように気をつけながら、仕事をするように努力していました。
その後、2015年に会社を設立した際は一から学ぶことだらけでした。ビジネス学科を卒業したとはいえ、経営とは程遠く、ビジネスについても学ぶことがたくさんあり、もう向いてないから辞めた方がいいのではないかと思って投げ出したく思うこともありました。
その解決策として、経営者やメンター、仲間と常に話し、助言をいただき、切磋琢磨しなんとか乗り越え、今に至ります。自分は経営者で、行ったこと全ての責任を取ること、そして「腹を括る」ことができなければ、人を率いる資格がないということを学び、常にそれを意識して今も全力で仕事をしています。
株式会社テイラーイノベーションズで、最近「Blastreams」というHDMI/SDI4K入力対応、ライブ配信対応機器を製造・発売しました。製造という今までで一番難しい挑戦でしたが、数多くの展示会で賞賛いただき、またたくさんのメディアに取り上げていただける弊社の主力製品となりました。
これからも女性ながらの視点を活かしつつ、たくさんの人に良い影響を与えられる「人」であり、「会社」であるよう精進していきます!

若者へのメッセージ

「絶対やれっこない」っていう人って、きっとやる前に諦めている人ではないか、私はそう思っています。
昔から日本に貢献する夢があった私は、どういう形で実現するか悩んでいましたが、友人から「仲間をつくるべきだ」、一人でやれることには限界があるけど、仲間がいればきっとやり遂げられると言われ、何をやるにも必ず誰かと一緒にやるということを心がけていました。
一人の方が気楽な人もたくさんいますが、私は一緒に切磋琢磨し、楽しい時だけでなく、苦しくても一緒に乗り越えてくれる人がいるのといないのでは全然違うと思っています。
他の人と比べてもダメです。自分は自分だから。他人と比べずに、自分の信念を貫きながらも他人と協力しながら進んでいくことで、きっとあなたに魅力を感じる仲間が現れると思います。