Takahashi Yusuke

髙橋 勇佑

株式会社LOT 代表取締役社長 https://lotretail.com/

略歴

文化服装学院卒業。就職せずに全国を放浪。居酒屋の大手チェーンに途中入社し、弱冠21歳でマネージャーに抜擢。2017年、友人の誘いで物販の世界へ。2021年、株式会社LOT設立。現在は日本の商品を海外のお客様へ販売する越境ECをメインに、コンサルティングも行なっている。

現在の仕事についた経緯

飲食業界のサラリーマン時代、やりがいはありましたが自分にとっての幸せはこのままでは得られないと考えるようになりました。そんな時に友人に誘われて、まったく別の畑である小売業界で会社を設立することになりました。
しかし、全くの業界素人で経営の知識もなかったため、上手くいったのは最初の1年だけでした。徐々に衰退し、3年後には解散することになりました。その時、一人でもう一度挑戦する選択肢はありませんでした。
マーケティングの会社の面接を受け、無事内定をもらいました。しかし、初出社で同期と肩を並べてオリエンテーションを1時間程度受けたところで、なんとも言い難い息苦しさを感じ、その日に退職届けを出しました。
自分が組織の中では生きられない人間になっていたことを思い知り、やむを得ず会社を設立することになりました。その後、私を誘ってくれた友人は別の事業で成功し、私も会社を黒字化できました。それは上手くいかなかった3年間があったからこそだと思っています。

仕事へのこだわり

今一番大事なのは夢中になれるかどうかです。もちろん、会社が赤字の時はそんな甘えたことは言いませんが、ある程度お金や時間を手にしたときに、人は暇と退屈を持て余し、なんとも言えない虚無感に苛まれます。
私にとって仕事は実益を兼ねた趣味のようなもので、ただの退屈しのぎに過ぎません。ただ、中途半端にやっていると夢中にはなれないので本気で取り組むようにしています。
それは『気合い』など曖昧なものではなく、しっかり計画を立てて、実行し、課題があればそれを解決していく、至ってシステマティックで、皆がやっていることとなんら変わりません。
ただ、当たり前のことを当たり前にやることほど難しいことはありません。だから夢中になれるのです。

若者へのメッセージ

今考えると、人生を変えるきっかけになったのはいろんな本を読むようになってからだと思います。そこからは、決してとんとん拍子とはいきませんでしたが徐々に人生が好転し、今は自分の強みや楽しいと思うことを仕事にできているので、本を読むことは大事なことだと思います。