Takigawa Shigekazu

瀧川 茂一

プルーデント・ジャパン株式会社 代表取締役 https://www.prudent.co.jp/

略歴

奈良県出身。大阪経済大学卒業。早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了。ファイナンス修士(専門職)MBA、企業年金管理士、DCコンシェルジェ®。
システムエンジニアを経て、自身のライフイベントをきっかけに、確定拠出年金分野での教育専門会社である同社に入社。著書に「5000円から始めるつみたてNISA/彩図社」「5000円から始める確定拠出年金/彩図社」等。

現在の仕事についた経緯

大手企業でシステムエンジニアとして働いていた際、社内の福利厚生制度をフルに活用し、勤務形態もライフスタイルに合わせて選ぶ同僚がいました。ただ、自分自身は制度や勤務形態の幅等に興味も持たず毎日を過ごしていました。
そんな中、自身に起こったライフイベントをきっかけに、自分のように「知らない」「関心がない」等で諸制度のメリットを活用できずに「もったいない」ことをしている社員が多いのでは、と考えました。
この「もったいない」を社内や社会から減らすため、社会保険制度、福利厚生制度等の働く環境について、企業と社員の間を「ただの連絡」ではなく「コミュニケーション、キャッチボール」となるよう、制度普及の実現に取り組んでいます。

仕事へのこだわり

社会人スタート時から「すべてのことは“現場が教えてくれる”」、「苦労は“勉強の場”」という思いはずっと変わっていません。私にとっての“現場”とは、「対話の場」であり、「お客さまとの大切な接点」です。
社会に出てから25年以上が経ち、この間にデジタルが浸透し、そして近年の新型コロナウイルスの感染拡大が社会・経済を揺るがし、生活様式も大きく変化しています。人々の生活様式やライフスタイルが変わると、社会のニーズも変わります。その変化に対し、私たちはどう対応していくべきなのか。その対応方法は、どの変化についても“現場”にヒントがありました。
「対話の場」において気を付けているのは、単純な話ですがメモをとるということです。今の会社に入ってから私のメモをとったノートは300冊を超えました。今では社内のブレーンストーミングで、手書きのメモをそのまま議題にしています。メモを振り返ると、「わからなさ」や「他者の視点」などがあり、それらに触れるなかでヒントが生まれます。
また、「お客さまとの大切な接点」と考える理由は、私たちの提供するサービスが、企業担当者と社員、企業担当者と私たち、社員と私たち、すべてにおいて共に発展していくべきという想いがあるからです。常にそれぞれの橋渡し役ができるよう、“現場”において数多くのヒントを頂戴する必要があります。
ヒントがあれば、それに対する「打ち手は無限」です。“現場”が何に困っているのかを知り、どうしたら解決できるのかについて、何かを作り出すことは、“現場”も私たちも共に楽しく働くことに繋がるはずです。
新しい仕組みや価値観を、“現場”から生み出す幸せを感じて、今の仕事を楽しんでいます。

若者へのメッセージ

様々な情報が溢れる時代です。それらの情報から人を羨ましく思ったり、環境を卑下したりする人も多いと感じています。
私は“現場”から物事を常に考えるようにしています。“現場”は“今”と言い換えてもいいでしょう。自分の置かれた“今”には「素晴らしさ」や「幸せ」が隠れていることが多く、当人は気づいていないだけかもしれません。情報に埋もれると、価値の基準が他者になってしまい、自分の考えがおろそかになるのではないでしょうか。
皆さまに伝えたいのは、「今(現場)からの可能性を信じよう」ということです。皆さまの中には、ひょっとしたら今の日本や日本企業に対してあまり良く思わない、関心がない人もいるかもしれません。私はこれまでの経験からそんなに捨てたものではないと思いますが、もしそう感じるのでしたら、周りの情報だけではなく、自分で調べ知ってみてください。知らないだけで選ばれない、「もったいない」選択肢は数多くあります。
そしてこれからの人生では、社会にも自分の周囲にも様々な変化があるでしょう。一時は他者と差がつくこともあるかもしれません。そんなときでも、「今(現場)」を信じて自分の「次の可能性」をみつめてほしいと思います。