Tatsuwa Makoto

龍輪 誠

あめとつち株式会社 代表/クリエイティブディレクター https://ametotsuchi.jp/

略歴

東京生まれ。工業高校卒業後、職人を経験。
その後、デザイン業界に転職。昼間はインテリアデザイナーのアシスタント/夜は専門学校へ。しかし、日中の仕事が過酷すぎて卒業はせず。
その後、デザイン会社に入社。在職中、グラフィックデザインという世界に興味を持つ。印刷やウェブ・映像などの技術的知識を身に付けフリーランスへ。多くのアパレルブランドの立ち上げや有名アスリートの独立支援、カフェプロデュースなど、様々なスタートアップ企業の事業企画に参画。
その後、広告代理店へと入社するが、リーマンショックの煽りを受け、再びフリーランスとして出発を決意する。不況の最中、某大手広告代理店や企画会社から業務を委託。メガバンクや証券会社を中心に富裕層向け企画など様々なクリエイティブ案件を担当する。
現在は、デザイン会社を設立。「あめとつち株式会社」の代表兼クリエイティブディレクター。

現在の仕事についた経緯

現在は、グラフィックデザイナー兼、クリエイティブディレクターとして活動しています。
96年からグラフィックデザイナーとして、25年以上もデザインの仕事に従事しています。
一般の人に解りやすく言うと世の中がパソコンでデザインをするようになった頃とほぼ同じで、業界の人に解りやすく言うとWindowsの日本普及が95年、Photoshopが日本市場に登場したのも95年ですので、日本人デザイナーがパソコンでデザインをはじめた頃がちょうど96年です。
今では考えられないですが、私は美大などの学校も出ていないため、パソコンすら触ったことのない全くのど素人、未経験者から現場仕込みで育ってきました。
当時はデザイナーも弟子入りや年功序列といった古い時代でしたので、デザイナーと名乗らせてもらうまでに6年もの下積みを経験しています。
あめとつちをはじめたきっかけは、先人をはじめ今まで多くの人に育てていただいたので、キャリア的にもそろそろ学びのインプットからアウトプットに切り替え、自らがどのように社会に貢献し、デザインと言う有効な手段をこれからどのように伝えていくのかを考えはじめたことがきっかけです。

仕事へのこだわり

私たちの強み、それは、「一人ひとりがお客様にとってのベストパートナーであること。」
そして、「毎日ワクワクしながら、一緒に笑顔になれる仕事をしていること。」
この2つが出来ているからこそ、人と人との関わりから生まれる課題に対し、真摯に向かい合う事ができ、信頼関係のもと、皆様のご支持をいただいています。

皆様、こんなご経験はないでしょうか?
「とても美味しそうに見えたから、ついつい買ってしまった。」
「なんとなくお店の雰囲気が良さそうだったので入ってみた。」
「なんだか気になる商品だったので、ついでに買ってしまった。」
こんな状態を意図的につくるのが『あめとつち』私たちの仕事です。

日々、生活の中でストレスのない、無意識的な行動やコミュニケーションを設計する。
それには、ロジックや感性だけではなく、深い知識と経験が必要です。
つくれるだけのクリエイターは世の中にたくさんいます。
その中でも、私たちは全員が経営者としての知識と経験を持っています。
『あめとつち』では、スタッフ一人ひとりの個性と異なる専門性を最大の武器とし、お客様をより輝かせるためのクリエイティブワークと独自のノウハウをご提供します。
そして、全員が経営者として、クリエイターとしてノウハウを培ってきたからこそ、「五感に響く右脳的センス」と「確率を上げるための左脳的ロジック」をバランス良くコントロールし、使い分けることができます。
見かけだけではなく、しっかりと戦略・戦術に落とし込んだデザインは強いです。
また、デザインを楽しんで仕事にしているからこそ、私たちも強い志を持っています。
私たち『あめとつち』は、「Win Win Win」という笑顔の連鎖をつくるプロ集団です。

そして私が行っている仕事の軸は「商業デザイン」。視覚に訴えることを主目的とするビジュアル・デザインです。これは、広告の目的を達成するために行なわれる造形表現で、いわばビジネスにどれだけ貢献できるかが問われます。
また、デザインは性質上オーダーメイドサービスなため、使い手である発注者や、作り手である受注者の裁量によって出来上がるデザインの質が大きく変わります。
これは言い換えれば「人」によって、結果も大きく左右されるということです。
「目的を達成するためのデザイン」この本質が大前提ですので、お客様であっても本質が抜け落ちてしまっている発注者や、本質を見失いつくることがゴールになってしまうクリエイターとの仕事はしないようにしています。
なので、ディレクターとしては「誰とやるか」の意識はとても強いです。そして、プロのデザイナーとして「売る」から「買ってもらう」へ気持ちをいかにスイッチできるかを常に考えています。
「デザインは人の未来を動かす」 これは私が独立した頃からのスローガンです。
その思いを胸に多くの人と出会い、いまでは法人として活動しています。

私たちの会社では、中小企業の皆様をはじめとして、多くの経営者様とお仕事をさせていただいています。皆様の事業のデザインを通じて、サポートすることにより、私たちの地域や日本が、より元気になるためのたくさんの原動力を社会へと送り出していきたいと考えています。そして、私たちの武器であるデザインは、日本の未来をも動かします。

若者へのメッセージ

「若者には大変な時代だ」とよく言われますが、若者にはとても働きやすく、チャンスの多い時代でもあると思います。
ただ、選択肢が多いので、どこで、どのような行動をとるのかという点は、これからの時代も大切なカギとなります。
日本の明るい未来のためには、一人ひとりの想像力や行動力がとても大切になります。
それには身近なヒト・モノ・コトに対し、どのように自分が貢献できるのかを考えることが、いちばんの近道だと私は考えています。
ボランティアなどの活動も大切ですが、身近でも社会に対してできる小さな貢献は沢山あります。現在、自分が置かれている環境などから、少しずつでも想像力を働かせ、一人ひとりができる小さな社会貢献活動を考えることが当たり前な時代になれば楽しいですね。
そのために活気溢れる若者が中心となり、明るく輝ける日本の未来を創ってほしいと思います。