Tazawa Naoki

田澤 直幹

株式会社WILLEE 代表取締役 https://willee.co.jp/

略歴

東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻修了。鹿島建設株式会社にて都市開発事業に従事した後、デロイトトーマツコンサルティング合同会社にて都市開発・まちづくり、ヘルスケア事業を推進する官民をクライアントとした経営コンサルティング等に従事。
その後、株式会社パソナにて健康経営支援事業を立上げ。サービス開発・営業企画を含むマーケティング全般を統括し、継続的に売れる仕組みを構築。
またプレイングマネジャーとして有償・無償含め160社超の健康経営コンサルティングを統括。体系化されたプロセスに多くのお客様から高い評価をいただく。
2022年4月、株式会社WILLEEを創業。

現在の仕事についた経緯

健康であるからこそ情熱的で大胆に挑戦でき、考える力があるからこそ冷静で精緻に計画を立ててゴールに向かっていける、そんな人が社会にもっと増えていったら良いなという想いで創業したのが、株式会社WILLEEという会社です。

社会人生活がスタートした20代においては1日があっという間に過ぎていきましたが、自分の人生に対して今まで以上に目を向けるようになり、健康、仕事・キャリア・夢、家族・友人、お金など色々なことを同時並行的に気にするようになりました。
そのような中、30歳前後で、親族に不幸があったり、自身が2週間くらい入院したり、メンタル不調で離職する仲間がいたり等が相次ぎ、非常に辛い状況を乗り越えたことがありました。
その経験を通じて、全ては心身の健康があってこそ、色んな事にチャレンジできたり、楽しめたりするものだという想いが強くなり、健康づくりの優先順位を上げていくことに加担していきたいと考え、ヘルスケアの領域に軸足を置くようになりました。健康経営に取組む企業向けのコンサルティング、ヘルスケアサービスを提供するサービス事業者向けのマーケティング支援を通じて、健康づくりを支援していきます。

また一方で、学生時代から今に至るまで、スポーツや研究活動、コンサルティングの仕事や上述した辛い状況を乗り切った体験などを通じて、目的・目標を達成するための考える力の重要性を身に染みて実感していました。できない理由を探すのではなく、どうしたらできるかを考える癖がついたことで、どんな物事にも前向きに向かっていけるようになった気がします。
これから先、私自身も考える力をより養っていきつつ、社会で活躍する多くの方々にも、考える力をもっと気軽に身につけていただけるような事業を展開していけたらと考えています。

仕事へのこだわり

コンサルティングを生業とするうえで、常に顧客志向でいることがこだわりです。
顧客がどのような状況に置かれているのか、何に気を払っているのか、何を実現したいのか、この先何が起こりうるのか、どうなっていくと良いのか、顧客の立場になって想像を働かせながら常に動くようにしています。
それを継続していくことで、顧客にとって「いたら良い存在」から「いなくてはならない存在」として評価いただけるようになれたら良いと思っています。

若者へのメッセージ

自分の将来を最初から描けるのは限られた人だけだと思いますので、何がしたいのか明確に決まっていなくても心配は不要です。ただ、MUST⇒CAN⇒WILL⇒NEEDというフレームワークは覚えておいて損はありません。
若手の頃は会社が求めること(MUST)をがむしゃらに頑張る中で、全てのことに必ず何かしらの意味を見出す癖をつけておくと良いと思います。そうすると自分のできること(CAN)を高速で増やすことができ、周りからもそれを評価され、役割を任されるようになります。
仕事の裁量が増えれば、会社が求めること(MUST)と自分のできること(CAN)を踏まえつつ、自分のやりたいこと(WILL)にチャレンジできるようになり、より社会人生活が楽しくなります。その先、起業するうえでは、顧客ニーズ(NEED)をしっかりと捉え、CANとWILLを掛け合わせていければ、きっと失敗しない、楽しい道が拓けると思います。