Terada Ryuji

寺田 龍二

Temple Field Limited Liability Company CEO / Angel Investor https://www.templefield.work/

略歴

下関市立大学経済学部卒。新卒で某大手製薬会社に入社、その後大手人材会社へ転職し事業開発を経験。現在は、経営者、会社員、大学講師、エンジェル投資家、企業顧問の5足の草鞋を履くパラレルワーカー。

現在の仕事についた経緯

これまで様々な転機やご縁がありいろいろなキャリアを積んできました。
今は略歴にもあるように5足の草鞋をはくパラレルワーカーですが、新卒入社時は大手製薬メーカーの営業という、今と全く違う畑だったのです。そこでは営業の次に事業開発も経験しました。そのあたりで初めて副業をし、自分の会社を立ち上げました。
ほぼ同時に元同期との縁で大手人材・メディア系企業に転職し、既存事業の拡大をおこなった後、新規事業開発の部署に異動しました。ちなみに、この頃から自分の会社や事業をいくつか譲渡した収益で、スタートアップベンチャーへのエンジェル投資もスタートしていました。
そこから、元同僚の方との繋がりで、コーポレートベンチャーキャピタルに入ることになりました。並行して、キャリアの構築がユニークだからといくつかの大学の講師をおこなったり、いくつかの企業の顧問をしたりしております。
今は会社で勤めながらも、自社の経営や団体の理事、投資活動や講師活動、顧問活動などをおこなっています。

仕事へのこだわり

新人時代はとりあえず先輩方が教えてくださることを素直にひたすら愚直にやっていました。
いろんな仕事をどんどん経験していくことで、こだわりというか、仕事へのスタンスやスタイルができていったと思います。その中でも3つほどピックアップします。

・スピードは価値
僕の場合はキャリアがやや特殊で、社員として働く以外に、自社の経営や他企業の顧問やコンサルもやっていて、さらにもっとやりたいことがあると全然時間が足りません。1日24時間なのは変えられないので、あとは自分が早くやるしかないと思っています。そして、早く対応したり解決すると、相手がすごく喜んでくれるんですよ。そのため、来たご連絡には基本的に即レスする習慣を続けています。

・約束は守るが、相手には期待しない
約束は守ります。守らないと相手に嫌な思いをさせるだけではなく、信頼を損ねてしまいます。約束を守っていない自分にも「ダメだな」と腹立たしくなります。ただ、だからと言って相手に期待はしません。相手に期待しすぎると、それが叶わなかった時に「何であれしてくれないの」と相手を責める気持ちになるからです。勝手に期待して、勝手に傷つくのではなく、叶わなかったことや果たせなかったことを、どうしたらできるか？こうならないためにはどうすべきか？と考えた方が、前向きだと考えています。ここでの期待は、あくまで相手のアクションに対する期待であって、相手の成長には大きな期待を抱いていることも補足しておきます。

・何のために仕事をするのかを明確にする
レンガ積みのお話を知っていますか？同じレンガを積む作業をする3人に、「何をしているんですか？」と聞くと、それぞれ「レンガを積んでいる」「家族が幸せに暮らすためのお金を稼いでいる」「人々の心を救う立派な大聖堂を作っている」と答えたのです。私は「よりよい世の中をつくる」ことをミッションにしています。なので、3人目あるいはもっと大きな夢を抱くまだ見ぬ4人目であり続けたいですね。

若者へのメッセージ

今の若者のみなさんは、当時の私や周りと比べたら本当に真面目で優秀だと思います。このメディアに目を向けている時点で、キャリアのこともしっかり考えているのだなと感じ、本当に尊敬します。なので、私からお伝えできることは2つです。

①納得感を大切にすること。
あなたの人生はあなたのものだから。誰のためでもない自分のための人生を歩んでいきましょう。

②思考と行動は、自分を思いもよらないところに連れていってくれること。
人のキャリアの8割は、偶然の出会いでできているんですよ。どれだけたくさん細かく計画しても、必ずハプニングは起こります。良くも悪くも変化があります。そこでたまたま出会えたことから、さらに新しい世界が広がっていきます。私のキャリアも偶然の積み重なりばかりで、あの時あの会話をしてなかったら…というようなことが何回もありました。

人生や仕事はネガティブに見えるかもしれませんが、もっと自由で楽しいものですよ！一緒に楽しみましょう！