幼少期を米ニューヨーク州で過ごす。大学を卒業後、複数の某大手外資系企業で約7年間プロジェクトマネジメントの経験を積む。2014年にプロジェクトマネジメント&コンサルティングカンパニーのBeeans Inc.(ビーンズインク)を設立。国内外の各種プロジェクトの支援から組織強化・社員育成までおこなっている傍ら、各所で講演会を実施。
略歴
現在の仕事についた経緯
サラリーマンとして仕事に従事する中で、実践を通し「プロジェクトマネジメント」の重要性を実感してきました。それは業務すべての基盤となるスキルだと感じたからです。
プロジェクトマネジメントの強みは、業務の推進力を担保し、仕事のミス、漏れ、期限切れなどのリスクヘッジを「見える化」することで、仕事の属人化の防止策となり、組織強化から社員個々の育成に繋がることです。正確かつ緻密な仕事術が個々からチーム全体、会社全体で体得できます。
プロジェクトマネジメントは、一部の業界では当たり前に使われている「必須アイテム」であったものの、国内の浸透率は低いと感じていました。このスキルを有していない会社は常にリスクを背負っており、そのような会社が散見されました。そういった企業の支援をしたい、プロジェクトマネジメントを広めたい、自分自身の力を試してみたいと思い、起業しました。
仕事へのこだわり
「One Team」
クライアントに対する支援を開始した時点から、先方企業の「社員の一員」としてのスタンス・考え方・想いでプロジェクトに向き合っています。「外」からでは先方の課題の本質、障壁の詳細が捉えられず、なによりも相手方の「本音」や物事の「上手な」進め方を引き出せません。クライアントの困りごとを時には発掘し、整理し、先方にとっての最適解を見つけることが役割です。そのために、クライアント側の「一員」にならないとむしろ始まらない、役に立てないと思っています。
One teamになると、そのチームに属することに誇りが生まれ、自然かつ純粋にその会社にとって役に立ちたいという「想い」が高まります。
「守りと攻め両方を担う付加価値出し」
まずはプロジェクトマネジメントを通して鉄壁の守りを固め、最高の攻めに転じれるような状況を作ることが使命であり、こだわりです。ここは業務や体制の改善や改良、基盤強化をおこなう段階です。
攻めに入れる段階からはトータルサービスを基盤に求められる役割を担います。攻めでは営業、海外交渉、広告代理店業、イベント制作業や社員育成業など、利益・メリットをあげられる役割を社員の一員として活動します。
その間も新たな課題や懸念を捉え、解決しながら「守り」の質を担保します。社員の一員/One Teamだからこそ、守り方、攻め方の精度も高められます。一気通貫での対応は効果のみならずクライアントにとっての費用の最適化もおこなえます。
「クライアントとの直接の信頼関係」
起業当初からクライアントと直接の仕事しかしないと決めています。
クライアントと直接コミュニケーションがとれて初めて、プロジェクトの目的、ゴール、ニーズ、進め方などが明確になり、戦術がたてられます。また、直接のコミュニケーションのもと推進ができるからこそ、信頼関係を構築することができます。相互理解、信頼関係こそが欠かせない要素です。
若者へのメッセージ
自分がコミットしたいことを見つけ、その成功に向けて自分自身の強みを徹底して磨き上げることに力を注ぐことが重要です。自分の意志が強くなければ、まず成し遂げられることは少ないです。
また、突出した強みが少なく、平均的であればあるほど自身の成功度合いが高まることは望みにくいと思います。
まずは自己分析を通して自分の強みを理解しましょう。そしてその強みを伸ばせる方法を探り、伸ばすことに注力すると良いでしょう。弱みを解消することも重要ですが、決定的な弱みでなければ、弱みを平均レベルに高めるよりはその時間や労力を強みを高めるために割くほうがよいでしょう。
自分のこだわりを可視化し、周囲からの影響を受けずに自分がこだわりたいこと、自分にとってどのようなことが価値あるかを見える化してください。
そして、自分の強みやこだわり、そしてコミットしたいことをもとに明確な目標を立てましょう。ここまでして立てられた目標はそれ相応のものであり、自信を持って臨めるものになるでしょう。
最後に、立てた目標を達成するために強い意志を持ち、目標達成にむけて人一倍努力しましょう。他人が遊んでいるとき、休んでいるときほど差をつけられる機会になることもあります。
人生、何度も良いチャンスは巡ってきません。一度しかこない可能性だってあります。そのチャンスを掴み逃さないよう、アンテナを高く張り、また成功に向けたコミットメントをしておくことが大切です。