Toita Shoma

戸井田 翔馬

BUSCA合同会社 代表 https://www.busca-llc.com/

略歴

専修大学法学部卒。新卒で大手アパレル会社に入社。その後、広告代理店に転職し、27歳の時に独立。現在は、海外の大学院やビジネススクールで学びながら、マーケティングコンサルティング業や広告代理店業、WEBサービスの運営などを手掛ける企業を経営している。

現在の仕事についた経緯

現在、力を入れている仕事に「FROM ARTIST」というアーティストが自身の作品を販売できるプラットフォームの運営があります。なぜFROM ARTIST事業を始めたかというと、「アートという市場に未来を感じたこと」と「世界と日本の市場のギャップ」の2つが主な理由になります。
アートの市場は世界的に見ても伸びていき、これからも伸び続けるといえるでしょう。しかも、アートに言語は必要なく、海外事業の展開を視野に入れている弊社としても非常に魅力的な市場に映りました。
一方で、海外の市場の伸びに比べて、日本のアート市場は非常にさみしいものです。理由は、アーティストが生活していくうえでの基盤が日本に整っていないからだと思います。
そこで、アーティストが自身の作品を販売できる場を提供することで、1つのインフラとしてアーテイストの活動をサポートする事業の立上を決心しました。

仕事へのこだわり

「やってみよう精神」と「前向きな姿勢」を忘れないことですかね。
会社を経営している人に限らず、皆さん普段からいろいろなことを考えて生きていると思います。そこで思いついたアイディアを飲み込まずにやってみることが大事だと思っています。
正直、僕が思いつくようなことは、他の人でも思いつくでしょう。ですが、どこで差が出るかというと、それを実行できるかどうかだと思います。サラリーマン時代も、どんどん上司に意見し実行していました。もちろん、すべてがうまくいくわけではないですが、よっぽど大きな損失を出さない限りその取り組みは評価され、会社に利益をもたらせれば、給与にも反映されます。
成功失敗問わず、何かしらの実績を生み出せれば、次の仕事にも活かせることは出てきますし、そこから新しいアイディアも生まれてくると思います。そして、また新しいアイディアを実行する。それを繰り返していれば、いやでも経験、スキルが身に付きます。
そこで得た経験・スキルをもとに、事業を起こすなり、独立するなり、転職してキャリアアップを目指すなりすれば、自分の望む成果につながるでしょう。
また、そこで重要になってくるのが前向きな姿勢だと思います。僕も失敗すれば落ち込みますし、何か新しいことを実行する際は心配が尽きません。しかし、そこで心配事に押しつぶされてしまっては、何も実行できなくなってしまいます。
そのため、前向きな姿勢を意識して維持します。時には、明るい未来を妄想して無理してでも維持します(笑)。
「前向きな姿勢」で「やってみよう精神」をもって業務に当たることで、他の人には出せない結果を生み出し続けていければと思います。

若者へのメッセージ

とにかく臆せず挑戦してみてください。周りに大きな迷惑をかけたりしない限りはいくら失敗しても良いと思います。
ただ、失敗しても良いとは言ってもしっかり学びは得ましょう。でなければ、同じ失敗を繰り返してしまいます。意味のない失敗はお金や時間の無駄になってしまいます。
失敗した原因をしっかり究明し、次に活かす。意味のある失敗をしましょう。そして、最終的に大きな成功をつかみ取りましょう。
あとは、自己評価は適切にするよう心がけましょう。過大評価も過小評価もしてはいけません。自身を過大評価しすぎると、周りから浮いてしまいますし、物事に対して適切なアプローチができなくなってしまいます。
「この領域は誰にも負けないけれど、ここはあんまり得意じゃないから誰かに任せちゃえ。」といった思考ができると、自身の時間も有意義に使えますし、より良い結果が生み出せると思います。
また、自身を過小評価しすぎると、自信の喪失につながります。自信がないと新たな一歩を踏み出すのは難しくなってしまいます。関係性が薄い人なんかは、とりあえず良く言ってくれると思うので、あまりあてにはせず、近しい人からの評価などを参考に適切な評価を心掛けましょう。