早稲田大学を卒業後、三井海上火災保険入社、東急エージェンシー、野村ホールディングスを経て2015年に起業に至りました。
30代半ばから、プライベートで経営者の方々とのお付き合いが増え、全ての権限と責任を自分1人で負う「経営者」という立場の大変さ、奥深さに惹かれ、私もこちら側で仕事をしてみたいと思ったことが会社設立に至った経緯です。
事業内容に関しては、金融機関向けの広告・イベント事業と、30代から不動産投資を行っていたこともあり、広告代理業および不動産投資と親和性の高い民泊事業の2本柱でスタートしました。
この民泊事業の売上が、コロナ禍前に、年商で1億円を超え、不動産管理における民泊部門は当社の主軸事業となりました。
また、民泊事業は清掃と1セットであるため清掃部門を新たに設立しました。現在では、民泊清掃のノウハウを一部活用し、ハウスクリーニングやマンション・ビル共用部分の清掃事業も展開するようになりました。
現在の仕事についた経緯
仕事へのこだわり
私のモットーである「巧遅は拙速に如かず」を常に意識しています。
これは、時間をかけて良い仕事をするよりも、短い時間で普通レベルの仕事をした方が良いことを表したことわざです。
なぜなら仕事とは、日々刻々と変わっていく生ものであり、寝かせておくと卵が腐っていくように、どんどんと劣化してしまいます。
2日～3日で40点～50点の仕事をまずアウトプットとして提供し、そこから1週間をかけて70点～80点を目指すのが良いと考えます。
これに対して、1ヶ月をかけて100点の仕事を目指してしまうと、競合他社に先を越され、新たな仕事の獲得が難しくなってしまうでしょう。
実際に当社は取引先に見積もりを依頼され、行政機関との調整等で2ヶ月を要しました。その間に1ヶ月で見積もりを提出した競合他社に負けてしまったことがあり、それ以来の教訓となっています。
今後の目標
2021年より、資産運用特化塾『1億円ゲットコム』を開講し、中小企業の経営者、サラリーマン、OL向けに『お金の4つの原則』を学ぶオンラインサロン事業を展開しております。1億円の有価証券資産を目指して、500万円の配当金をゲットして、豊かな時間を過ごしてもらうのが狙いです。youtubeや他SNSでの情報拡散に力を入れ、2023年中には100名程度のコミュニティを目指します。
また、取引先の企業様から経理・財務および資産運用のコンサルタントとして参画してほしいとのオファーがあったことから、法人向けのコンサルティング事業にも注力していきます。
中小企業は常時人手が足りておらず、新しい社員を雇用するよりは、専門のコンサルタントを迎えて営業・マーケティング・財務など特定分野の仕事を外注したいというニーズがあります。
したがって、当社は各中小企業のニーズに合致した、営業から財務まで、幅広いコンサルティングに対応していきたいと考えております。
若者へのメッセージ
若年層ならではの感性を活かして、新しいマーケティング分野である、SNSでのマーケティング知識や実践を身に付けて頂きたいと思います。この分野は、中高年齢層の苦手分野でもあり、流行に敏感な若年層の力が必要な分野です。
また、通常の仕事では、「巧遅は拙速に如かず」を実践してほしいと思います。
若い方はどうしても経験が浅い分、ビジネスマナーや営業交渉術に精通している方は多くありません。しかしそんな中でも「アウトプットをできるだけ早めに出す」ということは実践しやすいのではないでしょうか。
また、既に言い尽くされていることですが、報連相も同様に大切なことだと思います。
ちょっとした報告・連絡・相談を先輩や上司に素早く行うことで、5点程度の成果の仕事が7～8点程度に引き上げられるということは往々にしてあることです。
業務経験が増えれば「これをしたらどうなるのか」という、先読みの姿勢ができて、クライアントから高い評価を受けるようになります。最初は難しいですが、先読みするということ、仕事を早く仕上げることを意識してください。
あなたの成長スピードが圧倒的に速くなると思います、ぜひ頑張ってみてください！