明治大学法学部卒業。新卒で第一勧業銀行(現、みずほ銀行)に入社。営業店舗にて法人業務を経験後、証券会社にてIPO支援業務に従事。司法書士資格取得後独立、令和4年5月に法人化。相続や事業承継、家族信託などで活躍中。
略歴
現在の仕事についた経緯
銀行員時代に相続や事業承継の事案に当たった際、多岐にわたる高度な専門知識の必要性を痛感しました。自分自身のスキルアップと問題解決能力の向上を図って業務を行う中で、専門家として、現在社会問題化する相続や事業承継の業務に参画し続けていきたいという思いが強くなり、司法書士の資格を取得し、独立。現在に至ります。
仕事へのこだわり
もともと頑固というか、自分自身が理解し納得してから物事を進めるタイプだったので、新人時代は先輩から至急あれやってこれやってと言われても、何のためにやるのか、業務全体の中でその業務はどんな位置づけなのかを自分の頭で消化してからでないと動けませんでした。そのため、扱いづらい後輩だったと思います。
常に時間とノルマに追われ、忙しい中で貴重な時間を割いて指導してくれる先輩に、ろくに仕事ができない立場であれこれ質問するものですから、鬱陶しく思われたこともありました。
ただ、めげることなくそんな姿勢を貫き続けた結果、理解力も早くなり、仕事をするうえでの勘所も自然に身につき、営業ではトップになるぐらいまで成長しました。
今振り返ると、新人時代に仕事全体を俯瞰し理解して取り組む姿勢を貫いてきたことが、正確性と信頼信用を必要とする今の本業につながっていると思います。
若者へのメッセージ
私は、新人時代と今とでは置かれている環境が劇的に異なりますので細かなアドバイスはできません。ただ、私から言いたいことは、何かにつまずいた時、自分はできるんだ、乗り切れるんだと、何よりまず自分を信じてほしいということです。
そのうえで、できない自分を謙虚に受け止めてください。矛盾するようですが、初めからなんでもできる人間などそうそういないはずです。できないのは、知識と経験、そのいずれかが不足しているだけなので、そこを冷静に分析し補えばいいのです。
最後に、嘘に惑わされないように気をつけてください。近年、SNSの普及もあり、情報過多になりがちです。人それぞれ様々な意見や価値観がありますので、どれが正しいのかを判断するのは難しいですが、自分が正しいと思ったことは頑固に貫いていただきたいです。そして嘘に流されないようにしてください。
とにかく、一番若い方々にお願いしたいことは、自分を信じて突き進んでくださいということです。