Wakatsuki Maiko

若月 舞子

株式会社immunity 代表取締役 https://immunity-inc.com/

略歴

1997年生まれの25歳。慶應大学環境情報学部出身。小学生の頃出会ったiPodに感動してAppleに憧れ、エンジニアを志す。高校生の頃からインターンやハッカソン等に入り浸る。
大学1年生で参加したAppleの開発者会議「WWDC」に日本人学生として唯一参加し、世界中の同世代の意識の高さ、能力の高さに感銘を受ける。大学在学中に現同社の共同創業者の山村と会社(株式会社expeet)を設立。
Appleが選ぶ女性起業家をサポートするアプリケーション開発プログラム「EntrepreneurCamp」に日本企業として唯一&初選出。
現在は、株式会社immunityを創業し、生理用吸水ショーツ「&mooned」を展開している。

現在の仕事についた経緯

複数のスキルシェアサービスの開発やHP制作を請け負っていた中で、女性であるがゆえに避けられない悩みをどうやったら解決できるか共同創業者の山村と模索しました。
「綺麗でいるため」「女性でいるため」女性は我慢を強いられている。毎月くる生理にかかる手間も、体調を崩すのも避けようのないもの。生理だから、女性だから、仕方ない、で諦めてしまう昨今に疑問を感じていました。
懸命にはたらき生きていく方々全てに寄り添い、生活をより便利に、ストレスを減らせるような製品づくりに取り組もうと、まずは生理を楽にする、従来の生理(=moon)に対するイメージが過去のものになる(=mooned)、「&mooned」の企画・開発を決意しました。

仕事へのこだわり

大学在学中に元来友人であったデザイナーの山村を口説き、一緒に会社をやることを決意。
当時若月はエンジニア、山村はデザイナーとして、フリーランスやインターン等をしていました。

これまで複数のサービスを手掛け、受託で色々な案件をいただく機会に恵まれた一方、赤字で持続できず会社としても厳しい状態が何年か続いたことがありました。
そんな時でも私自身「自由」と「やりがい」をとにかく優先、意識して仕事をしてきました。

自由と責任は表裏一体です。周りの同年代が就職し安定した給与をもらう一方、会社の業績が悪いと自分の給与すら支払えない。実際にそんな時もありました。
自由を得るからには、そのようなリスクもあるが本当にいいのかと自問自答を繰り返し、それでもやりたいか?やるべきと思えることを今自分はできているか?そのように言い聞かせることで常に自分の現在の状態をフラットに見直してきました。
その一方で、大きな責任が伴うがゆえに後には引けない、「背水の陣」の思いで目の前の仕事に真摯に向き合い、バランスを保っています。

若者へのメッセージ

成功と失敗という言葉をよく耳にしますが、実際に成功に行き着く過程の中での「失敗」はいくつもあります。そこで失敗と決めつけて終わってしまうのではなく、「じゃあ方法を変えてみよう」「今度はこれをやろう」と機転をきかせ、諦めない人だけが最後に成功するのではないでしょうか?

最初から鮮やかに成功しないといけない、なんてことはありません。
「成功」の反対は「諦め」と意識して、たとえ小さな失敗が起ころうとも諦めずに邁進すれば、必ず成功のタネはどんな形でも訪れると、私は信じています。