Wakura Osamu

和宮良 摂

東京秘密基地 創業者 https://go-kichi.com/tokyo/top

略歴

宮城県県仙台市出身。男性用風俗店の経営から始まり、業界初となる女性用風俗店を現在全国各地に80店舗展開。地上波テレビ番組などメディア実績多数。

現在の仕事についた経緯

きっかけは、当時、関東圏内の男性用風俗店の経営をしていたことから始まります。そこでは働く男性スタッフが少なく、採用できたとしてもすぐに辞めてしまうことが多くありました。
当初は人材の確保を目的とする店舗で、この業界で今までに無い“男性が女性からお金を頂く”という画期的なスタイルのお店を展開すれば、男性スタッフが多く集まるのではと考えたことが今の東京秘密基地の始まりです。

そこで、集まった男性スタッフを当時経営していた店舗のスタッフとして働いてもらおうと考えていましたが、逆にこの仕事がしたいという強い意思で、お客様に向き合う男性スタッフの覚悟と、それまで男性向けのサービスはあったものの、女性が息抜きできるサービスの提供がされていないという現状から、女性用風俗店に勝機を感じました。それからは元々経営していた店舗を完全に切り離し、女性用風俗店の経営に本腰を入れました。

昔から、人と同じことはしたくないという想いが根底にあり、女性用風俗店を出す以前から、他の通常のお店にはない演出やサービスを自ら考え、実践することで他店との差別化を図ってきました。
来ていただいたお客様に、何が提供できるかを考え抜くという姿勢が女性用風俗店を牽引する「東京秘密基地」の地位の確立に繋がったと思います。

仕事へのこだわり

女性からお金を頂くという文化が一切ない逆境からのスタートでした。それこそ、相席屋・クラブなどでは、女性からお金を頂くという概念がない中での、その時代に逆行した取り組みでした。
女性からお金を頂くのに中途半端なものは通用しない、徹底的にやらなければならないことは心得ていました。手は一切抜かない、女性に満足していただけるサービスと価値を提供するためのこだわりは常に持っています。
夢のような非日常を提供するため、徹底的な人材教育や、ホスピタリティの構築を行い、日々アップデートを行っています。その結果、10日以内に70%という確率でリピーターとしてお客様が来てくださるようになりました。

そして、恋愛に触れる人が、心の隙間を埋められるような場所として東京秘密基地を利用してもらえたらと思っています。特に、東京秘密基地を利用していただいたことで、夫婦間のわだかまりを解消できたという声も多く頂きます。今後は少子化といった社会課題の解決にも寄与するための利用を増やしていきたいと思っています。

若者へのメッセージ

今の女性用風俗店を流行らせたのは、間違いなく僕であるという自負があります。男性用風俗店の世界でも常に最先端を考え、非日常を体現するために、何ができるかをずっと考えてきました。そして女性用風俗店を流行らせるにはどうしたらいいのか、そこだけに集中してきました。
この業界では、メディアなど前に出ていけるような人がいなかったことをチャンスと捉え、積極的に自らメディアでの発信をしていきました。その中で気づいたことは、「振り切った人が一番強い」ということです。「普通の人は振り切れない、皆が何かを守ろうとして振り切れない。その中で僕は振り切ることができた、だからこそ成功できた。」と考えています。
今後、何か挑戦する時は何かを守ろうとして、何かに怯えるのではなく、まずは振り切り、やり抜くこと、そこから始まると思います。他の人がやらないこと、他の人には真似できないことに振り切る、そしてそれが自分にとって何なのかを真剣に考えることが重要だと思います。