呉高専建築学科卒業。新卒で中堅ゼネコンに入社、建築事業8年、土木事業8年、研修運営4年従事。
2021年独立し複業フリーランスとして、メンター業、企業の業務委託などを行っている。
等身大の自分で気持ちよく働く秘訣をblog、Instagram、Twitterから発信中。
略歴
現在の仕事についた経緯
建設会社に勤めた20年は、長時間労働が当たり前かつ体力で何でも乗り越えようとする男性社会がとても息苦しかったです。その中で、結婚を機に相手が転勤したらどんな働き方をしようか？60歳過ぎても健康に働くためにはどうしたら良いか？などと考えることが増え、結果的に独立しよう！と決断をするまで5年もかかりました。
終身雇用が崩壊しつつある現在では、キャリア自立が求められており、私のように考えるだけで闇雲に時間が去っていくのは、周りの皆さんには経験してほしくありません。
ちょっとでも前に進みたい、何をしていいのか分からない等、小さなモヤモヤから独立への一大決心まで自分で納得して進むことが最も大切です。そのサポートをしたく社外メンターを始めました。
仕事へのこだわり
20年前に社会人になったばかりの頃は、持ち前の真面目さと、明るさとバイタリティだけで、毎日会社に行っていました。挨拶は自分からするように、ひたすら心がけていました。これは個人事業主となった今も、自分と言う商品を売り込むファーストステップなので欠かせません。同時に「誰と時間を共有するか」がとても大切な信条なので、誰と一緒に仕事をするか、慎重に検討しています。
真面目な性格は、深刻になりやすいリスクが潜んでいるので、「真剣」レベルまでをOKとしています。深刻になると周りがみえなくなったり、本来の目的を見失いがちですし、何しろネガティブマインドになって楽しくなくなるんです。
バイタリティに関しては直感ですぐ行動するので、いい時もありますが、失敗も多いです。そしてその度に落ち込むのですが、どこを修正すれば上手くいくのか分かるようになるので、結果的に前進することが出来ます。
近年、起業してからの最大のテーマは「等身大の自分で気持ちよく働ける環境づくり」です。これは会社員時代に建前、暗黙の了解などをベースに働いていたとき、本心とは別の自分が居るなぁと感じていたからです。今ではフリーランスになって、自分キャラ全開で仕事をいただいているで、なんと気持ち良い清々しさ。これこそパフォーマンスを最大に発揮できる秘訣だと考えます。
若者へのメッセージ
大人って都合いいと思いませんか？「夢をもて」って人に言いながら、自分は夢がなかったり、「楽しく遊べ」って言いながら、自分は友達と遊んでいなかったり。世の中理不尽なことだらけ。右に倣えとばかりに同調せざるを得ない雰囲気があったり。
だけどあなたが感じた感情ってとても大切で、その感情に蓋をして周りに合わせて空気を読むと、それが積み重なった時のダメージは悔やまれる程に大きくなります。何に「嬉しい/幸せ/悲しい・寂しい/がっかり」するのか、自分に嘘はつかないように。
そして失敗は恐いけれど、失敗したほうが近道なので、勇気をもって挑戦してください。「やってしまった」系の後悔は10年経った頃には忘れましたが、「やらなかった」系の後悔は10年経っても20年経っても未練たらたらしています。やりたい事には遅かれ早かれチャレンジする覚悟を持ってください。
最後に不安な時は信頼できる人に話を聞いてもらおう。極端な例になりますが、日本人は相談しない国民性があり、人に相談するくらいなら自殺したほうがマシと考える傾向があるくらいです。人に聞いてもらうだけでラクになったり、アドバイスをもらうことで立ち止まっている状況から早く抜け出すことが出来ます。
「それくらい自分で決めることが出来る」という大人も多数いますが、残念ながら一人が持っている情報は少なく、その少ない情報から選択するわけです。「それもっと早く教えて欲しかった」という経験はありませんか？黙っていたら誰も教えてくれません。自分で主体性をもって行動しましょう。