Yahata Kazunori

八幡 一範

株式会社生活プロモート 代表取締役 https://proro-kenbido.jp/

略歴

明治学院大学を卒業。社団法人スウェーデン社会研究所研究員、サンケイマーケティング事業部、全国生活協同組合連合会の認可取得と創設に携わり、のち常務理事。県民共済を全国に普及し、加入者2,000万人を達成。2005年に退職。2013年、株式会社生活プロモート・ぷろろ健美堂を立ち上げ、代表取締役となり今日に至る。

現在の仕事についた経緯

退職後、長い老後においてなにか世の中の役に立つ仕事をできないかと考えていたとき、亡くなった大先輩から耳にした白樺樹液の美容や健康におよぼす効果・効能に着目。調べていくと、シベリアやフィンランドなど北欧諸国では「森の看護婦」などと呼んで、1000年も昔から民間療法に用いてきたことを知りました。介護保険制度や医療保険制度の崩壊が叫ばれているとき、ヨーロッパでは寝たきりの老人が殆どいないといわれ、元気な老後生活に役立つとの確信を深め、72歳で起業を決意しました。
春先の残雪の中で採取される北海道の白樺樹液に、有効成分が多く含まれる樹皮と葉のエキスを加え、ほんのり飲み心地のよい白樺樹液ドリンク「白樺の恵み」を開発し発売。同時に無農薬の国産ハーブと、水の代わりに白樺樹液を使った天然成分100%のモア・オーガニックな化粧品を開発し発売。さらに白樺樹液と最先端のバイオ技術から生まれたヒト幹細胞培養液をコラボさせたぷろろQUEENS美容液を開発し発売、ヒット商品に成長。
化粧品に含まれる化学成分で肌トラブルを生じ、あらゆる化粧品が使えなくなった敏感肌にも保湿が可能であることが知られるようになり、いまでは肌トラブルに悩む人々の最後の駆け込み寺的な存在になっています。

仕事へのこだわり

石油から作られる合成成分が、日常的に食品添加物や化粧品に多用されており、これが人体に入ることは健康に有害であり、下水や河川に流れ込むと環境汚染や自然破壊につながります。そもそも合成成分は人体にとって有毒なもので、さまざまな病気の原因になっています。厚労省は配合できる限度量を法律で定めて規制していますが、コストパフォーマンスが高いことから、ほとんどの化粧品メーカーも食品メーカーもさまざまな用途に多用しています。
コンビニやスーパーの食品には大量の防腐剤が配合され、1年放置しても腐らないと言われるほどです。それが気づかない内に健康を害する大きな要因であり、ガンや成人病などを発症する大きな原因になっています。体内に入るものは自然界に存在する動植物など天然成分であることが最善であり、皮膚から入る化粧品についても口から入る食べ物についても、健康の観点からブログ等を通じて啓蒙してきましたし、啓蒙し続けたいと思っています。
屋号「ぷろろ健美堂」はそうした願いを込めて名付けたものです。

若者へのメッセージ

新型コロナの感染拡大や経済環境の悪化など、若者にとって閉塞感の強い社会環境が続いています。とくに学生の皆さんは遠隔授業などで本来の学生生活が大きく制限され、本来の学生生活を犠牲にしなければならなくなったことは、本当に気の毒に思います。このような社会で夢を描けというのが無理かもしれませんが、いつの時代にも困難はつきものです。修行だと思って乗り越えていくしかありせん。明治維新や第二次世界大戦後の激動期の人物たちがどう生きたか、伝記などを読むと必ずヒントがあります。いかなる時代をも切り拓いていく勇気を養ってほしいです。
自己中心にならず、社会にどうすれば役立つかを考え続けることで仲間ができ、必ず前に道は開けることを信じて頑張ってほしいと思います。