東京農業大学を卒業後、アスレチックトレーナー(ATC)の取得を目指しアメリカへ留学。認定教育課程を持つワシントン州立大学に進学。在学中にMLBを含む様々なインターンを経験し、4年後アスレチックトレーナー(米国準医療国家資格)を取得。研究職を目指しアリゾナ健康科学A.T.Still大学院へ進学し、同時にアリゾナ州立大学陸上部にてGAアスレチックトレーナーとして選手のケア、リハビリ、大会運営サポートなどを行う。
アスレチックトレーナーとして大学で働く中で様々な経験を積み、更なる高みを求めカイロプラクティックの道へ進む。カリフォルニア州サンノゼの、パーマーカイロプラクティック大学 博士課程に進学し、在学中は数多くの技術セミナーや資格を取得。
2016年、アメリカ医療国家資格であるドクターオブカイロプラクティック(DC)のライセンスを取得。卒業後はペンシルベニア州に拠点を移し、クリニックの勤務ドクターとして1日50名を超える患者の治療や診断を行う。2018年に日本へ帰国し、独立。
現在は、日本代表アスリートや一般の方々の施術をし、2019年に名古屋、2020年に東京都広尾にてカイロプラクティックB-Wellを開業。カイロプラクティック施術に加え、パーソナルトレーニング、講演、講師、技術指導で活躍中。
略歴
現在の仕事についた経緯
自身が幼少期に、手術中の麻酔での副反応にて生死を彷徨いました。高校時代に進路を決める際、意見を求めた母から「幼少期に命を助けられた。今度は誰かを助ける側になってみたら?」と言われ、医療を目指す事にしました。
大学受験で一度は諦めましたが、『一流を目指すなら、一流の環境に居なさい』という父の言葉から、渡米を決断し、諦めた夢を再度追いかけました。
理想を常に追い求め続け、自分で出来る事を増やしたい!と知的好奇心に逆らわず、様々な学問を学び続けていたら、気付けばアメリカでドクターになっていました。
仕事へのこだわり
自分自身が気を付けていたことは、常に何故?という疑問を持つ事を忘れないで、知的好奇心やワクワクした事に素直に従ってみる事でした。
始めは医療に携わる人間として、自分がクライアント様に何が出来るか?何をすべきか?それは何故か?を熟考しました。そして辿り着いた答えは『症状を見ず、人を見る』という事でした。
カイロプラクティックを通して、自分の院に来られた方々が
- 不安が少なく過ごせたらいいな
- 笑顔で過ごせたらいいな
- 少しでも健康で居てもらえたら嬉しいな
と喜んで貰える様に日々精進しております。
アメリカで培った知識/経験/技術を通じて、症状で悩まれている方々にとって自分は何が出来るのか?何故今の状態になってしまったのか?を考え、一人一人に真摯に向き合う事。そして改善出来ることは何か?を一緒に考え、笑顔で健康的な生活を送れる様にお手伝い出来る事を考え抜き、それを実行する事です。
レッドフラッグなどが必要な場合は、医師に相談して頂き、それぞれの方々にとって、何が最善なのか?を選択し続けられる様に日々仕事に臨んでおります。
そう言った事を日々積み重ね、臨床現場に居続けたら自身のスタイルになっていったと思います。
また、世の中の流行には流されず、自分の判断基準を持つ事が大切であると考えるようになりました。常に自分自身にも疑問を持ち、自分でも納得する回答を導き出す事で、自然と自分自身をアップデートし続ける事が出来ていると思います。
世界基準の更に上を行くクオリティを求め、それがきっと身体の悩みで困っている方々の力添えになれるはずだ!と信じております。
自分の心の声に従い、自分が出来る事を追求していく。迷ったとしてもワクワクする方を選ぶ。そして人が持つ力を信じ、必ず良くなる!と信じる事は変えておりません。
カイロプラクティックを通じてですが、『あの先生の所に行くと、何故か元気になるんだ!』と言ってもらえる様に、日々大好きな仕事を続けられる事に感謝をし、精進しております。
若者へのメッセージ
自分が今後のキャリアで何をして行きたいか?を見つけたのは30歳の頃でした。本当にそれがしたかったのか?は未だに分かりません。ただ自分には、カイロプラクティックしか出来なかっただけだと思います。
自分はカイロプラクティックを追求し、出てきた疑問の答えを見つけて楽しんでいたら、いつの間にか自身が後輩や若者に目指される存在になっていました。何でも良いのですが、継続する大切さもあるかと思います。
自身の周りの人がどう思うか?世間からどう見られるか?という事も大切かもしれないですが、自分自身がワクワクしているか?の方がより重要だと思っております。
本当に自分に合っているか分からない仕事でも、3年必死でやってみると、案外面白い面も見えてきます。本当に自分に合わない事であれば、別の道を選択するべきです。これかも?と思ったら一度本気で仕事に向き合ってみると、楽しくてしょうがなくなるかもしれません。
将来医療やトレーナー、また治療などの業界を目指される方には、芯を持ってもらいたいです。何の為に、誰の為にやっているのか?本当にそれが誰かの為になるのか?なんて少し真剣に考えてもらいたいです。
流行り廃りではなく、自分を凄い人と見せる事もなく、小さく見せる必要もなく、人の人生や命に関わる仕事に就く上で、覚悟を持って自分の夢に向かって邁進して行って下さい。
自分もまだまだ伸びしろがあり、成長できる余白が多いと思っております。「仕事は辛い部分も少しあるけど、本当に楽しいですよ!」と周りに言える位になってもらいたいです。