福岡大学法学部法律学科卒業。上京後、バンドメンバーとして芸能事務所に所属。退所後は様々な職種に従事しながら音楽活動を続ける。2011年に結成したバンドKAO=Sで米SXSW出演後、海外展開を意識し、2014年にD・I・Oエンターテインメント合同会社を設立。毎年、自社アーティストの海外ライブや講演活動を行う。
略歴
現在の仕事についた経緯
22歳で上京し事務所所属で音楽活動を行っていましたが、上手くいかず退所しバンドは解散。以降、ソロシンガーの活動をしながら飲食・肉体労働・接客サービス業等の職種を経験しました。
35歳の時に結成したバンドKAO=Sの世界最大音楽コンベンションSXSW（米）出演を機に、世界中のアーティストの自由な活動スタイルを見て、表現活動とビジネスの並行に活路を見出し、起業を決意しました。
2014年にセルフマネジメントを設立し、経産省主催のTIMMの出展・出演や、JETRO主催の海外オンライン商談会参加等も積極的に行い、これまで13カ国で所属アーティストの演奏や講演案件を受けてきました。
仕事へのこだわり
仕事をする中で自分が努めてきたことは、なるべく自分でやる事、情報のアップデートです。
社名のD・I・Oというのは「Do It Ourselves」の略です。
世の中の速度が速く、機能性の高いソフトやアプリ、そしてアーティストやクリエイターが使いやすいサービスやツールも次々に登場し、自分で出来ることが増えました。
例えばミュージシャンなら、誰でもやろうと思えば、原盤制作・楽曲世界配信・動画編集・SNSで宣伝などは安価で簡単にやれます。
とりあえず自分のコンテンツに係る全ての事を自分でやってみると、案外簡単に出来ることもあるし、やっぱり専門職に任せないと目標値への到達が難しいこともありますが、やれてしまった事は必ず自信になりますし、時間の使い方を考える指針にもなります。
若者へのメッセージ
周りだけを見て小さくまとまらずに、常に21世紀の世界の中の一員であることを意識して進んで欲しいです。
海外のクライアントとのビジネスの場では、価格帯や宗教観や生活習慣こちらの常識が通用しないことは多々あります。郷に従う柔軟さも必要ですし、出来る出来ないをはっきり伝える事も必要です。
色んな国の色んな人の価値観に沢山触れて、人がそれぞれ違う考えを持って生きていることを感じた上で、その経験を、あなたの未来や仕事に活かしていってください。