Yamamoto Baisho

山本倍章

株式会社ワンウィル 代表取締役社 https://www.onewill.co.jp/

現在の仕事についた経緯

1983年の7月4日に株式会社ワンウィルという今の会社を設立しました。ワンウィルという社名は、ワンは一つ二つのワンですね。ウィルは志だとか意思という意味です。社名を作る時にいろいろな名前の候補があったのですが、やはり一つの志のもとでその志をしっかり実現していきたいという思いで、ワンウィルという社名を付けました。
現在、二つの部門がありまして、一つはプラスチックの部門です。もう一つの柱は珪藻土という土ですが、この珪藻土という化石化した土を使って塗り壁だとか壁紙だとか塗料などの商品を作っております。

仕事へのこだわり

多くの会社さんは、商品・製品の質にこだわると思います。もちろん我々も商品の質、製品の質、クオリティにこだわります。ですが、もう一方では、その商品をお客様に紹介したりお客様にお届けするのは、人間の手が携わります。だから私どもは人間の質というのを同時にこだわっています。
弊社のメンバーでいうと人間としてかゆい所に手が届く人間。それからきちっと礼儀正しい人間。ともかく人間のクオリティ、人間の力、人間力。これがちょっとずつでも上がって行けば良いかなというところと商品の質を同時にこだわっております。

今後の目標

利益のためだけでなく、世のため人のためになる事業をしないといけないと思っています。本当の意味で世のため人のためになる事を極めて突き詰めてやれば、結果として私どもの売上と利益に繋がると思っています。
そういう中で私どもは住む人の健康と環境に少しでも貢献したいです。住む人の健康というのは、室内の空気環境を改善したいということです。環境というのはコンテナバッグやシート、こういったものでCO2を削減したいということです。
今でも殆どの工場は一回コンテナバッグ等々を使用したら産廃業者にお願いして産業廃棄物として焼却廃棄するわけです。そうすると必ずCO2が出てきます。ところが殆どがまだ使えます。私どもは工場から使用済みのコンテナバッグ等々を有価でお金を払って引き取って、綺麗に掃除して中古としてもう一度命を与えてお客さんに販売する。そうすることによってCO2が半分になる。
会社が成長しよう思ったら、本当の意味で社会の役に立つ、自分たちがやっている分野で、社会の役に立つことをしっかり極めて行けば結果として会社に売上と利益が繋がってくる。こういった思いが益々強くなりました。

若者へのメッセージ

若いというのはとても特権があります。若さとは失敗しても取り返すことができる残りの時間がたくさんあるという事です。
それともう一つ若い人の特権は、相手が若い人と話をする時、知識と経験はまず要求しません。若いという事は経験も少ないし、知識も十分でないので、まず相手が多くの知識や経験を若い人には望みません。人の二倍三倍やってみるというのが若い人の特権です。それで失敗して良いんです。取り返す時間がたくさんありますから。
人間としてのきちんとした礼儀は必要です。とことん自分が突き進みたい道で失敗を恐れずガンガンやってください。