大学在学中に独学でWebデザインを勉強し、ITベンチャー企業でWebデザイナーとして働く。 Webデザインの講師業も行い、有料オンライン学習動画サイトであるudemyで提供したsketch3の動画教材は、2500名以上に受講されベストセラーとなった。
卒業後は某大手IT企業に入社し、現在現役でUI/UXデザイナーとしてWebやアプリのデザインを担当。
副業でフリーランスのWebデザイナーや講師として活動し、2021年にオンラインWebデザインスクール『サポタス』を立ち上げ、会社員を続けながら代表を務める。

略歴
現在の仕事についた経緯
私がWebデザインに出会ったのは大学2年生の春でした。
当時、大学で経済を学んでいたのですが、なんとなく自分には合わない気がして何か別の方向性の「やりたいこと」を探していました。そんな時にたまたま知った職種の一つがWebデザイナーでした。
今でこそ本業も副業もWebデザイナーとして働き教える立場になっていますが、Webデザインをやってみようと始めた当初はパソコンも持っておらずデザインの知識もゼロで全くの未経験者でした。スクール等には通わず独学で勉強しましたが、独学だと自分がスキルアップできているか・知識に漏れがないかなどを判断できず、今考えると遠回りな学習をしてしまいとても苦労しました。
それでもWebデザインだけは唯一飽きずに楽しく続けられたので、結果的に10年以上Webデザイナーとして活動し、今に至ります。
そして、そんな経験があったからこそ、Webデザインを学ぶ人たちの気持ちに寄り添い、必要なスキルや知識を私なりの経験を踏まえながら伝えられるのではないかと思い、オンラインWebデザインスクール『サポタス』を立ち上げました。
仕事へのこだわり
Webデザインに必要な知識は時代の流れや新しいツールや技術の登場などでアップデートされていくので、普段から情報収集は欠かさないようにしています。
また、スクールを経営して生徒の方々にWebデザインを教える立場なので、自分自身も現役Webデザイナーのプレイヤーとして腕を磨き続けることも大事にしています。
そのほかですと、言語化することを日々意識しています。
デザイナーという職種は主観的で感性を求められるような印象を持たれやすいのですが、実際は逆です。デザインを構成する要素である配色やレイアウトや大きさなどには全てに理由があるので、客観的かつ論理的な思考が必要です。
毎日のように「なぜこのデザインなのか」を論理的に説明する言語化能力が求められますので、日々感じたことや思ったことを言語化したり、美しいと感じたものがあればそう感じた理由を言葉にしたり、感覚的なものを論理的な言葉に変換して表せるようにしています。
また、仕事も大事ですが大切な家族や友人と過ごす時間や趣味の時間など、仕事以外の時間こそが人生を豊かにしてくれていると感じているので、これらに割く時間は必ず確保して、仕事はいかに時間を効率的に使うかを意識しています。
こうした私の考えから、『サポタス』も一人一人が無理なく日々の生活に合わせてスキルアップできるような学習環境を整えています。
若者へのメッセージ
私自身、まだまだ若輩者ですので、自戒を込めてのメッセージとなります。
人生は行動とそれを支える心身のタフネスなしでは大きな変化が起こらないと思うので、もし今挑戦してみたいことや気になっていることがあるけれど行動に移していないのであれば、迷う前に行動してみることをおすすめします。
人生は意外と時間がないですし、いかにこの限られた時間を有効に使い、行動の数を増やすかが理想や夢を掴むための鍵だと思います。
行動して失敗したとしても必ず経験は残り、経験は人間の厚みや心の豊かさを作ってくれると思うので、頭をよぎる不安や面倒を乗り越えて、ぜひ一歩踏み出してみましょう。