Yamashita Hirotaka

山下 裕隆

有限会社ネイキッドコーポレーション 代表取締役 https://naykid.jp/

略歴

新卒で自動車ディーラーの営業職に配属、大手求人広告転職後に独立を決意。独立資金を稼ぐため、大型トラックの運転をする。車の原理原則という法則に気付き、2008年に特許出願後に、常識外れの「クルマの運転通信教育」に参入。

現在の仕事についた経緯

起業当初は損害保険代理店向けサービスを行っていたが、突然の事業変化によりビジネスモデルが頓挫した。
数千万円もの借金を抱え、毎月の返済額100万円にも関わらず売り上げはゼロ。
そんな時、車業界に携わっていたこともあり、無料のメールマガジン「目からウロコ自動車に関する裏ワザ情報!」を創刊し、その記事をブログに貼り付けていた。
ある日、ブログのアクセス解析を見ると1つのページだけにアクセスが集中していることのに気づき、調べてみると「車庫入れ」に関する記事だった。
なぜ「車庫入れ」の記事にアクセスが集中しているのか?
全く理解できなかったので「Yahoo!知恵袋」や「教えてgoo」などで調べてみると、車庫入れができないという数多くの悩みが書き込まれており、その悩みに対しての回答が車の運転は「経験による慣れ」という回答ばかりであった。

車庫入れができない人がお悩みサイトに書き込む理由が今一つ理解できなかったので、ショッピングセンター駐車場に行き、開店時間から終了時間まで車庫入れしている車両を観察するとその原因が明確になった。
運転が苦手なドライバーはコピーしたかのように同じ運転方法で、車庫入れが難しくなるやり方で運転をしているから車庫入れができないことに気付いた。
運転が苦手な人が無意識でしている難しい運転方法を解説して、運転が上手い人が行っている簡単な運転方法教えること、そして車の大きさに一切関係の無い車の原理原則という法則を教えることで助手席などに同乗しなくても運転技術は向上できると確信し、2008年、特許出願後に動画をDVDに収録したものをインターネット販売を開始。
発売初日だけで80万円売れたことにより業績はV字回復した。

受講者は全国の都道府県民から左ハンドルの海外まで、数千名が99.4%以上の確率で通信教育だけで運転技術を向上。
2019年に個人向けサービスからリピート性のある法人向け介護事業者向け訪問サービスへと転換し、1年ほどで事業が軌道に乗りかけた2020年1月にコロナウイルス感染症が世界的にまん延。
コロナウイルス感染症は高齢者の死亡リスクが高いため介護施設への部外者出入り禁止となり、またもや売り上げゼロの危機的状況。
訪問指導から非対面のeラーニング方式へと進化したことで今度は地域や時間に囚われない全く新しいビジネスモデルへと進化した。
クルマの運転通信教育を開始してから15年を経過したが、競合他社が全く存在しないオンリーワンでブルーオーシャンビジネスモデルとなっている。

仕事へのこだわり

今までの仕事を振り返ると、自分自身では無意識だったが他の人が成功している方法とは違う方法を探し、何度も失敗を重ねながら改善して業績を上げてきたように思う。
簡単に成功するには成功している人のマネをするのが最も最短距離で成功するといわれているが、なぜかそれをしてこなかった。
もしかしたら新たなビジネスモデル・新たな手法にチャレンジすることが好きなのかもしれない。

若者へのメッセージ

インターネットが当たり前の世代だからかもしれないが、失敗しないことが成功だと思っている方が多いように感じる。
失敗した時は確かに苦しいけど、失敗しなければ見えないことや楽しいことが沢山あると思う。
楽して大金を稼いで、高級車に乗ってタワーマンションに住むことが成功だと思っている方がいれば、それは違うよ!と言いたい。
サラリーマン・自営業を問わず、お金のために働くのではなく、あなたにしかできない人に感謝される仕事に赴いて頂くことで楽しくて素晴らしい人生になると思う。