新卒後は花卉、化粧品、玩具業界などで一貫してマーケティングに従事。6年間の香港駐在時はアジア諸地域でデジタルマーケティングを担当。
2021年1月、ファンタジーリゾート株式会社代表取締役社長に就任し、現在に至る。
略歴
現在の仕事についた経緯
コロナ禍で苦境に立たされたレジャー業界の一角で、復調の牽引役を担っています。少子高齢化社会が加速する中、増々貴重となる子供向けサービスの新しい形を目指しています。
仕事へのこだわり
「恐れずチャレンジ。どんどん失敗を重ねること。それこそがゲーム運びを有利にする最良のコツ。」
これは現職就任時にコメントした社員へのメッセージです。
チャレンジより新たな打ち手の発掘を促したいという思いを込めています。
しかしチャレンジしようとすると及び腰になることがある。失敗したときの責任に対して保険を掛けるからです。
計画に精彩を欠き、コミットメントしきれないときにそれが表に出る。そのために必要なのが「段取り八部」となります。
上司は結果責任を負う訳ですから、部下には実行責任を果たしてほしいと考えるでしょう。でも部下は失敗を恐れて保険を掛けるわけです。つまんないミスや怠慢による失敗を叱責されても仕方ありませんが、しっかり準備してチャレンジした失敗は「成功の基」でしょう。失敗をたくさんしてそれを乗り越え続けるとその分成功につながる引き出しがどんどん積まれていくということだと思います。
社員には「怠慢や凡ミス、無謀な失敗は将来を塞ぐ。見通しあるチャレンジは将来をつくる。」ことを共有し、どんどんチャレンジしてほしいと話しています。
若者へのメッセージ
海外（アジア諸国）で仕事を始めた時、かつてのジャパンプレミアは疾うに廃れているのだろうと思っていましたが、実際には少し違っていました。
かつてのぼんやりした遠い国への憧れとは異なり、情報距離が縮まった分より身近で実感ある憧れへ変化しているようでした。同じころ、日本ではインバウンドが右肩上がりに、越境ECでは日本ブランドがアクセスを集め始めたのです。
日本の商品やサービスは他国からみれば質が高く、丁寧で、心地よさを感じることができます。世界地図でみれば日本で力をつけ磨きをかけるということは貴重に思えますし、企業も個人も世界へ打って出る余地はまだまだ小さくないと思います。
私自身、若くして海外で活躍される方にたくさんお会いし、多くの刺激を受けてきました。まだまだそういう方が増えていくといいなと思います。