Yamazaki Taku

山崎 拓

Natural Lounge 代表 https://naturallounge.jp/

略歴

山口東京理科大学物質環境工学部卒業。
長野県のものづくりの企業に新卒入社。7年間勤め製造現場や金型製造、生産技術など複数の工程を経験。在職中に海外へ渡航し様々な経験を積む。
2013年2月に退社。インド長期滞在、複数の国への渡航を経験。
その後、2013年9月に独立起業。

現在の仕事についた経緯

学生時代は夢や目標はおろか、やりたいこともなく、漫然と学生生活を送っていました。
当時、とりあえず就職に有利だと言われていた理系の大学を卒業し、地元長野県の会社のいくつかに応募した際に、前職の社長に初めてお会いしました。そこで社長に惚れ込み、前職にご縁をいただくことに。
在職中はとにかく1日でも早く仕事を覚えたい、という思いで必死に上司や先輩に食らいつき日々の仕事をこなしていました。毎週の定例の朝会で社長が全社員に向けて会社の経営状況や今後の展望などの話をしてくださるのですが、その姿を見ていると、自分もいつかこういう人になりたい、自分で会社経営がしたい、という思いが年々強くなっていきました。
また、新人だった時から仕事自体はとても充実してやりがいはありましたが、本当にこれが自分のやりたいことなのか?という疑問は常に持っていて、心の中ではいわゆる自分探しをしている状態でした。
そんな中、2008年の年末に自分の視野を広げるために、当時の同期二人と一緒に初めてインドへ行きました。そこでインドストールに出会い、その風合い・デザイン・クオリティーにすっかり魅了されました。また、日本と全く異なるインドの文化や環境、インド人のハングリー精神や活力、自由な生き方にも大きな影響を受けました。
元々洋服が好きでいつか自分で会社を立ち上げたい、と考えていた僕にとってこのインドでの出会いが起業の大きなきっかけになっています。
当時はまだ会社員としてバリバリ仕事をしていましたが、一度しかない人生、自分の大好きなことで勝負したい!と考え、7年間お世話になった会社を退社させていただきました。
その後、世界11カ国を訪れ世界中のストールを見て回りました。そこで自分が初めて魅了されたインドストールの品質の高さや、天然素材100%ストールの優れた肌触りと機能性を身を持って体感しました。
その後、2013年9月に独立起業し今に至ります。

仕事へのこだわり

2008年に初めてインドストールと出会った後、世界11カ国を訪れ世界中のストールを見て回りました。
そこで自分が初めて魅了されたインドストールの品質の高さや、天然素材100%ストールの化学繊維とは比べ物にならない優れた肌触りと機能性を身を持って体感しました。
また、アパレルや繊維についての知識を深めるため、日本でトップの技術者の方に直接指導を受け、たくさんのセミナーや書籍からも多くのことを学びました。高品質な天然繊維の肌触りが優れている理由や、なぜ自然が生み出した天然素材は人の肌に優しく、長期間に渡って安心して使うことができるのか?石油や化学薬品から作られた化学繊維がいかに人の健康に悪影響を与えるか?ということを感覚だけでなく理論としても深く学びました。
こうした経験から自分たちが扱うストールは肌触りの優れた人の肌にも体にも優しい天然繊維100%のもののみ扱おう!と決めました。

また、僕らは元々ものづくりの出身です。ものづくりの現場では常に自分の足で現場を訪れ、現物に触れて、現実を見る、ということを教わりました。
なので僕らが扱うストールは実際に自分たちで原産国まで訪れ生産者と対話し、自分の手で肌触りを確認し、実物を見て本当に納得したもののみを商品として扱っています。

そして、何より重視しているのはお客さんとの関係性です。どんな事業もそうですが、商品を手に取ってくださる顧客がいなければその事業は成り立ちません。
また、現代のものが溢れている時代には商品だけで差別化を測るのは非常に厳しくなってきています。そのため、一度でもお店を利用してくださったお客さんとのコミニュケーションを大切にし、お客さんと対等な立場でお互いに信頼し合える関係性を目指して日々の活動を行なっています。
その中には続けるのが大変なものもたくさんありますが、そうした小さな行いこそ、日々積み重ねることで大きな違いとなると信じています。

若者へのメッセージ

僕自身もそうでしたが、幼少期はもちろん、学生時代にも自分がやりたいことがわからなく、漫然と時間を過ごしてきてしまったという経験をしています。
幸い、社会人になる直前に目標とできるような人生の大先輩に出会い、様々な経験をし、自分でも真剣に内省を重ねたことで、本当に自分がやりたいことを見つけることができました。
おかげさまで起業してから今まで大変なことは数えきれないほどありましたし、何度も問題や困難な状況になったことはありますが、今の仕事を辞めようと思ったことはただの一度もありません。
本当に心から大好きな仕事をしているので、自分では仕事をしているという感覚はなく、仕事とプライベートの境目がなくなり、何をしていても無意識に仕事のことを考えてしまいます。
商品のこと、お客さんのこと、会社のこと・・・
一年365日、どうやったらもっと事業をより良くできるか?どうしたらもっとお客さんに喜んでいただけるか?より成長させることができるか?ということばかり考えています。
こういう状態は一般的には仕事中毒とかワーカーホリックと呼ばれてしまいますが、個人的にはそれが人にとって一番幸せなことなんじゃないか?とすら思っています。笑
なので、今かつての僕のように、自分が本当にやりたいことがわからない人や今の仕事をずっと続けていくべきか迷っている人にはぜひ様々な経験をし、自分と対話し、内省を重ね、本当に自分がやりたいことを見つけて欲しいと願っています。

自分が得意なこと、自分が時間を忘れて没頭できること、心から楽しめること、そうしたことを見つけることができれば、あとは死に物狂いで実行するのみです。
失敗するのが早ければ早いほど成功する確率は高くなりますし、たとえその時は失敗したように見えたとしても後から振り返ればそれが成功の糧になっていることは間違いありません。

大事なことは決して最後まで諦めないこと。
何かを始めるのはそれほど難しくはありませんが、実は難しいのは継続する方です。
でもその難しい継続を簡単にしてくれる唯一の方法が「大好きなことを仕事にする」ということだと思っています。

ぜひ自分が大好きなことを生涯の仕事として追求し続けて欲しいです。
そして、いつかあなたの経験を次の世代に伝えてあげてください。
僕自身もこの仕事が心の底から「自分の天職だ」と呼べるように日々精進していきます。