Yano Koichi

矢野 浩一

クジラ株式会社 代表取締役 https://kujira.ltd/

現在の仕事についた経緯

高校卒業後、大阪に出て調理の専門学校に行って卒業しましたが、調理師になりたいというよりは何かで起業したいという気持ちがありました。専門学校卒業後は調理の道ではなく、他を探そうと思って卒業後半年間ぐらい何もしていなかった時に、知り合いに不動産屋の営業職を紹介してもらいました。そのまま面接を受けて不動産業界へ入ったのが19歳の時です。そこから不動産で独立すると決めたので、二つの会社に勤めて、2007年に創業しました。
当時は不動産の仲介業もやっていましたが、仲介業の将来が見えなかったことと、一番は離職が多い業界なので、人が辞めない会社にしたいと思いました。利益や売り上げを追いかけるのではなく、もう少し社会に必要とされる不動産業をやりたいと思い、リノベーションに目をつけて、2012年ぐらいから徐々にリノベーション事業にシフトして現在に至ります。

仕事へのこだわり

会社名の「クジラ」は一番大きくて溺れないクジラから取り、潰れない会社という願いを込めています。
こだわりとしては、2012年に会社をシフトしようと思った以降は、社会に貢献する仕事をすることを第一に考えて仕事をしています。

今後の目標

目標は三つあります。

一つ目は一番売り上げのある住宅のリノベーションの業種で、年間の請負金額、売上受注金額が10億円になること。

二つ目がセカイホテルというリノベーション空き家の利活用モデルとして初めたホテル事業を、今年末に富山県で初めてフランチャイズの形でオープンするので、他の都道府県にも拡大していきたいと考えています。

三つ目は、今特にセカイホテルが、地方創生とか地域活性ということで非常に注目されています。セカイホテルを開発したクジラのノウハウがかなり溜まってきています。昨年頃から企業ブランディングや、地域活性地方創生のプロフェッショナルとして仕事をいただくことが増えてきました。企業ブランディングや商品サービスのブランディングから、地域活性のコンサルティングみたいな人が集まる場作りのプロデュース事業を伸ばしていきたいです。

若者へのメッセージ

人生の選択に迷った時、良いか悪いか、正しいか正しくないかの価値観で選択するより、「自分がかっこいいと思うかどうかで選択した方がいいよ」ということです。
かっこいいと思う方は大体面倒くさいので、その面倒くさい方を選べるか、かっこいいと思ってかつ面倒くさいと思える方は大体やりきったらいいと思います。
今はSNSやテレビ含め、かなり情報が多い時代ですよね。そういったとこで見る大多数の大人が言うことが必ずしも答えではありません。自分がかっこいいと思えるロールモデルとなるような大人と出会ってほしいですね。