Yonezawa Yutaka

米澤 豊

株式会社ビーアライブ 代表取締役 https://b-arrive.jp/

略歴

博報堂、富士通ラーニングメディアにて勤務。
その後、株式会社ビーアライブを設立し、現在に至る。

現在の仕事についた経緯

専門学校と初めて接点を持った時、凄く衝撃的でした。
真剣に様々な技術を教える教員の皆様、それに応えるように学ぶ学生。しかも教育内容は素晴らしい。しかし、理事長から伺った話は『こんなに頑張っても大手企業には就職できないのですよ。面接すら受け付けてくれない…』。
大手企業は学生一人一人のスキルやモチベーションを見るのではなく、学歴のみで選考している…わかってはいましたが沸々と“ある感覚”が湧きました。怒りでもなく、不条理に立ち向かう正義感とも違う不思議な感覚です。もしかしたらブルーオーシャンとしてビジネスの可能性を見出したのかもしれません。専門学校の皆様と深く付き合うようになり、その感覚が明確になってきました。
それは可能性のある若者に対してチャンスを与えてこなかった私含めた大人の怠慢に対する苛立ちなんだと。
少子化が進む中、人材確保は全ての企業にとって大切な課題です。今だからこそ専門学校の持つ可能性を企業に知ってもらい、大学と分け隔てなく採用ベースに乗せる事が必要なのではないですか?専門学校が育成している様々な技術を持つ若者の飛躍の一助になれば、企業としての存在価値があると確信しています。

仕事へのこだわり

私は“発想力”をとても大切にしています。
“発想力”とは、『こうしたいな』『こうなれば良いな』というイメージ・インスピレーションから『どのようにすれば実現できるのかな?』『どのような方法が適切かな?』など具体的なアクションプランまで多岐にわたります。
これは日常の業務にも当てはまり、仮に上司から指示された仕事でも発想力次第では上司の想定以上の成果を生むケースも多々あります。当然、アイディアを実現する為には様々な調査や行動が伴わないとなりませんが、“発想力”がなければ何も始まらないし、成果も生まれないということですね。ですから社員にも“脳みそを自由にして発想力を解き放って欲しい”と話しています。
今、我々は《全国の専門学校のパフォーマンスの高さを企業に知ってもらう》《専門学校生に新たな就職機会を提供する》という大きなテーマでビジネスを行っています。大手企業と専門学校による共同プロジェクトから、専門学校の授業を活用した企業説明会など、今までにはない取り組みを行っています。これは全て“発想力”なんです。

若者へのメッセージ

就職は一回ではないです。もし、希望の企業に入れなくても、信念をもって真摯に仕事に取り組んだらステップアップの転職が可能です。
坂本龍馬の言葉に『何の志も無きところに、ぐずぐずして日を送るは、実に大馬鹿者なり』とあります。志を持って取り組めば必ず誰かが見ています。そしてチャンス到来ですよ。