Yoshihara Shinya

吉原 慎也

グローバル・エージェンシー・コーポレーション株式会社 代表取締役 / 一級建築施工管理技士 http://ga-corporation.com/

現在の仕事についた経緯

もともと32歳までプロサッカー選手としてJリーグでプレーをしていました。
引退後のセカンドキャリアについては現役の頃から意識しており、「サッカー選手という肩書きを脱ぎ捨てたら、自分は一体何ができるんだろう」と考えていました。
そこで起業を志したのですが、まずは社会人経験を積むことから始めようと、経営者である知人の誘いのもと、建設業界のとある企業に入社しました。30歳を過ぎてビジネスのいろはを何も知らなかったということもあり、会社では営業と現場業を徹底的に叩き込まれる毎日で、環境の変化への戸惑いも重なって最初の1年は毎日疲弊しきっていました。
少し慣れてくると、私自身が貿易業に憧れていたこともあり、社長に了承を得た上で会社勤めを続けながら、中国からの大理石の個人輸入業務も開始しました。
その後、2012年にグローバル・エージェンシー・コーポレーション株式会社を設立。
およそ3年間をかけて徐々にサラリーマンから会社運営へと比重を移し、現在は、経年劣化した建物の改修工事を専門に行う企業として建物診断から施工まで行っています。

仕事へのこだわり

主なこだわりとしては次の3つがあります。

1つ目は、「何をやるか」より、「誰とやるか」が大事ということです。
弊社は改修工事を専門に行う企業として、いわばリノベーションに近い業務を行っているのですが、よりよい価値を生み出すためには、堅固な技術力を持つプロフェッショナル達とチームを組むというところにこだわりを持っています。
「敵に挑むときには弱点があってはいけない」という、サッカーの感覚に通ずるのかもしれません。
各人の得意分野を把握した上で適材適所の組織を形成し、ベストな状態で最善を尽くすということを心掛けています。

2つ目は、広くいろんな仕事を引き受けるよりは、1つ1つの現場をきちんと成し遂げることを重視しています。
手広く受けてしまうと、どうしても細部にまで意識を巡らせることが難しくなるため、最初からキャパシティを上回る案件は受けないようにしています。こちらは私がキーパーというポジションを務めていたこともあり、1つのミスも抜けも許せないという感覚が染みついているのだと思います。

3つ目は機動力です。
お客様がお困りのときには真っ先に駆けつけられるような、ゼネコンや大手企業にはない機動力を意識し、スピード感のある仕事を心掛けています。

今後の目標

建設業界の人手不足は社会的にも問題視されているところですが、やはり弊社にとっても大きな問題です。熟練工が今後どんどん引退していくことを考慮し、若手の人材を1人でも多く育成していくことが目標となります。
ひいては外国技能実習生の受け入れなどを通じて、日本の技術の指導にもあたり、外国人との良好なネットワークを築きながら、ゆくゆくは弊社自身が日本の技術力をもって海外へ進出できたらと考えています。その際には、もともと取り組んでいた貿易業も展開していきたいと考えており、現在は海外向けの建材として塗料や防水材など、どのような商品がベストなのか実際に試しながら模索しているところです。

若者へのメッセージ

30歳過ぎてから社会人生活をスタートさせ、国家資格も取得した自身の経験から言うと、新しい業界に思いっきり飛び込んでみるということは大切だと思います。
最初はもちろん誰もが苦労をします。
しかし、しっかりと前を見据えて一歩ずつ前進できれば、必ず自分のキャパシティが広がり、「自分ってこんなことができたんだ」と、世界の見え方が大きく変わる瞬間が訪れ、それは自信の構築にも繋がると思います。
したがって、たとえ就職で失敗したと感じても、そこで駄目だと下を向くのではなく、自分の可能性を信じて、さまざまなことに絶えずチャレンジしていってください。