人生初の起業は、ナショナル(現・パナソニック)の製品を取り扱う「まちの電器屋さん」として店舗を出したときでした。
その後、訳あって組織を離れ、1985年に現在の法人を立ち上げることになるのですが、最初はレストラン経営から始まりました。
当時はアメリカンカジュアルスタイルのレストランが流行っていたこともあり、個人的にアメリカ西岸部へ渡り、現地の視察を行うなどしてからレストランをオープンさせました。
しかし開店後4~5年目くらいからレストラン経営は性格に合っていないと感じ、別の道を模索し始めることに。
電器屋の仕事が好きだったことを考えると、自分は顧客と1対1で信頼関係を構築しながら商売をするのが向いているのではないかと思い至りました。
そこで新たな商材として目をつけたのが中古車です。当時知り合った方が中古車店を運営していたこともあり、仕事のイメージもしやすかったですし、お客様と1対1で向き合えるという点で、電器店での営業スタイルに非常に近しいものを感じました。
そこでレストランを閉店し、2000年頃より同じ敷地内で中古車販売事業をスタートさせたのです。

現在の仕事についた経緯
仕事へのこだわり
対お客様でも、従業員でも、信頼関係を構築するために積極的にコミュニケーションを図ることです。社員達にも同様に動いてもらいたいため、あまり厳格なルールは設けず、自由な環境づくりに努めています。
もちろん、人間関係においても仕事においても、さまざまな壁や困難が立ちはだかることはあります。そんなときに私がよく言うのが「今ぶつかっている壁が心の問題なのか、頭の問題なのかきちんと見極めろ」ということです。
人は往々にして心の問題を頭で考えたり、頭の問題を心で受け止めたりとちぐはぐなことをしがちです。そして、それこそがまさに人をむやみに悩ませる要因だと私は思います。よって、その見極めだけは日頃から怠らないよう社員達にも伝えています。
今後の目標
現在、弊社は5ヶ年計画の第3期にあたりますが、おかげさまで第1期から掲げている「大阪府内に10店舗を設ける」という目標は本年中に達成の見込みとなっています。
新たな目標としては、ラジオやTVコマーシャルなどを通じての宣伝活動に注力しながら、少し規模の大きな展示場を開設したいと考えています。
このように組織を拡大するにあたって課題となるのが、個人の成長と会社の成長の両バランスです。
両立ができれば最も良いのですが、組織も個人も生き物である以上、そのようなわけにもいきません。時機に応じてどちらを優先させるのかの判断をすることは、経営者にとって永遠の課題かもしれません。
若者へのメッセージ
どのように自己成長を成し遂げるか、その方法はたくさんありますが、「仕事」以上に多くのことを学べるものはないのではないかと私は思います。
まず、仕事は通常1日の多くの時間を割くものです。次に、人間関係という生きたテキストの中から、さまざまな人生観や生き方というものを深く学ぶことができます。
ネットや本などの媒体から学ぶのも結構なことですが、私はやはり人と人の間でコミュニケーションを図りながら学びを得ることをもっと大切にしてほしいと思います。
さらに、学ぶ上での基本として、自然の原理原則というもの忘れてはいけません。自然を見れば、人間とはどういうものであるか、その原点に立ち返ることができます。
そしてそれは、まっすぐに人生を歩んでいくための1つの指針になるのではないかという気がします。